やめる練習
最近、野本響子さんの『日本人は「やめる練習」がたりていない』という本を読みました。
あぁ、もっと早くこの本に出会いたかったです。
私の子どもたちが学校に行かなくなったり、習い事を辞めたいと言い出してすごく悩みました。
不登校のままでいいの?習い事を辞めたら辞め癖がつくんじゃない?
ずっとそんなことばかり考えていました。
今の場所ややっていることが楽しくなくなったら、やめて自分の楽しめることをする。
それでいいんだ。
一番大事なことは本人が決めること。
親の都合やエゴで子どもの意思を押さえつけるのは良くない。
辞める時の別れの切なさや、辞めた後に子どもが「続けておけば良かった」と後悔したとしてもそれも経験。
親は子どものその意思をサポートしたらいいのかな。
私自信も小学3年生から高校3年生まで書道を習っていましたが、最後の方は大学受験もあり気持ちがなかなかついてきませんでした。先生が近所のおばあちゃんだったし、辞めにくいなと思っていました。
大学を卒業して就職しましたが、今考えたら全く向いていませんでした。ミスも連発。怒られまくっていたし、特に一年目は辛すぎました。それでも転職する理由での退職はよく思われない雰囲気があったので(自分がよく思われたかっただけ)、楽しいとは思えないまま何とか主人が転勤になるまでの約3年間働きました。
もちろん続けて良かったこともありましたが、つらいなと思うことがたくさんありました。
あの時に「やめる」という選択をしていたらどうなってたんだろう。
そんなことも考えました。
すごく読みやすくて、あっという間に読み終わりました。
そして日本とマレーシアでこんなにも教育環境が違うのかと驚きました。
そしてマレーシアで暮らす人々の考え方や教育環境が羨ましいとも思いました。
私は日本の公教育が悪いとは思っていないし、そこが合う人は気にしなくていいと思います。
ただ、我が家の子ども達みたいに日本の公立小学校が合ってない子どもたちの受け皿が増えたらハッピーになる人も増えるだろうな。
いつか行ってみたい国にマレーシアが加わりました。
子どもさんが不登校で悩んでる方や、子どもが習い事を辞めたがった時に呼んだら少し気持ちが楽になると思います。
読み始めて驚いたのは、著者には失礼だなと思うのですが、まるで私が書いたのかなと思うくらい野本さんと私が似ていて(大学までスムーズで、就職して大きな壁にぶち当たるところとか、事務職が苦手な所とか、総合職になろうとしたけれどなれなくて事務職になった所とか)、何より就職先も同じだったことです。。