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なんばさん「境界知能の僕が見つけた人生を楽しむコツ」

自分のIQがどれくらいなのか、調べたことがないので、よく分かりません。
平均110というから、それくらいなのかな、とは思うけれど、「普通」になれない人、という言葉には、めちゃくちゃ共感します。
例として挙げられているのが、理解力が低い、感情のコントロールが苦手、コミュ障、など。
理解力が低い、と日常生活で思うことは、それほどはないのですが、感情のコントロールが苦手、コミュ障については、あてはまるなと思います。
ぎりぎりのところで我慢しているので、「すぐ顔に出るね」と言われたりする程度ですが、いつまでも気持ちの切り替えができないことで、苦しいこともあります。
また、コミュ障についても、許容範囲が狭いな、あと頼まれると断るのが苦痛だったりします。
その他、忘れ物、失くし物が多い、部屋の中が汚い、そのくせ、色んなものを抱えたがる、というところも苦労しているところです。

今年に入って受けた、精神障害者の方と一緒に働くための研修で、講師が言われたことがとても印象的でした。精神障害のある人は、小さなことが気になってそれに囚われてしまいます。ある朝、挨拶をしたら、上司が挨拶を返してくれなかったことを気付いてもらえなかったことを、嫌われているのだろうか、何か自分が気に障るようなことをしてしまったのだろうか、と考え込んでしまい、仕事にとりかかろうとしても、なかなかうまくいかない、といったことがあるそうです。なので、できるだけいつもと同じように接することが大切、というお話をされていました。
そして、安定した状態で仕事をすることができれば、真面目な方が多いので、能力を発揮してくれる、というお話でした。

なるほど、なるべく同じように接することが大切なのか、と思いながら、むしろ、これって自分もそうだな、ということの方が気になってしまいました。

本を読みながら、二つのことを組み合わせて、ポテンシャルの知能と、短期的な知能?は必ず相関するわけではなく、知能以外の性質によって、ポテンシャルは低くなくても、短期的に低くなったりすることがあるのではないか、と思ったのです。
短期的な知能という表現が正しいかどうかは分からないのですが。

そして、この本の色んな部分で、なるほど、と思ったり、やってみようと思ったりしたことが、見つかったのです。

特に一番印象的だったのは、「皿洗いは最高のマインドフルネス」という部分です。
我が家はビルトインの食洗器を使っていたのですが、壊れてしまい、後継機種がなくて、今はお菓子入れになっています。
そして、特に土日の夜、もう一人大人がいるのに一人で皿洗いをしなければならないことがものすごく苦痛でした(夫は長男と一緒に寝て、その分、早起きの長男が起きた時に対応してくれるのですが)。
なんばさんは、こんな風に皿洗いをしています。

●温度:「生ぬるい感じだな」「これは20度くらいだな」「夏よりキンキンするな」
●感触:「なんかむずがゆいな」「指がおしつぶされる感じがするな」「水が軟らかく感じるな」
●音:「シンクに当たって高い音がするな」「蛇口がキュルキュル鳴っているな」

本書

皿洗いをしながら、自分が感じる感覚に集中し、瞑想と同じような効果を得るというものです。
本の中では、自分の価値観や自分の感情を大切にする、ということが全体を通して土台になっているように思われるのですが、そもそも、それをどうやったらよいのか分からない、自分の価値観や感情が分からない、ということもあると思います。
こんな時に、皿洗いしながら瞑想する方法が身につけられたら、自分の内面についてもいろいろと認識しやすくなってくるのではないかな、と思いました。

というわけで、少しだけ、皿洗いの時間を大事に思えるようになりました。

なんばさんのnoteを見つけました。

基本的な発信活動は、YouTubeのようです。

話がとても分かりやすいです。逆に言えば、こんな生き方をすれば、自分の持てる能力をたくさん発揮できるのかな、とも思いました。
とても前向きな気持ちになれます。

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