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〈本の感想〉 「医師の作った『頭のよさ』テスト」を読んで



私は子どもの頃から絵は描くことや暗記は得意なのに言語化や計算が苦手で、どうしてこんなにアンバランスなのか、また記憶力が良すぎることを人から指摘されてずっと悩んできました。
ですが、この本を読んで頭の良さには種類があって『認知特性』の違いでタイプが分かれるということやテストをやってみて私の点数の高かったタイプでは普通のことだと分かってホッとしました。



さて、子どもの頃を思い出してみて下さい。

A 子どもの頃、悩まずに絵を描き上げられた
→「見た情報」を処理するのが得意(視覚優位者)

B 子どもの頃、読書感想文を苦もなく書き上げられた
→「読んだ言葉を処理するのが得意(言語優位者)

C 子どもの頃、合唱やカラオケで上手にハモれた(メイン旋律に別の音階を重ねること)
→「聞いた情報」を処理するのが得意(聴覚優位者)
【医師のつくった「頭のよさ」テスト6p〜7pより】

大まかに分けたものですが、この3つのうちのどれに当てはまりますか?

私は、Aです。

そして、テストでより細かく見ると下記のようになりました。


私の場合
①写真タイプ
(カメラアイ→写真のように2次元で思考する)
②3次元映像タイプ
(空間や時間軸を使って3次元で考える)
③言語映像タイプ
(文字や文章を映像化してから思考する)

以上が強い認知特性で、特に②は突出しています。
振り返ると勉強する時、物を探す時、間取りを見る時にこの機能が役に立っているような気がします(今はできませんが、学生の時、授業を動画のように思い出せたり、カメラアイを併用すると数回見てから目に残った画像を後から見直すこともできたのでテストで便利でした)

それとは逆に

④言語抽象タイプ
(文字や文章を図式化してから思考する)
⑤聴覚言語タイプ
(文字や文章を耳から入れる音として情報処理する)
⑥聴覚&音タイプ
(音色や音階といった音楽的イメージを脳に入力する)
が弱い認知特性になります。
特に⑥が弱いので絶対音感は無理で聴覚を使う仕事(口頭指示が多い、音楽関係など)に向いていないようです。

これまで『記憶の仕方が普通じゃない』と否定されたり、困っているのに『すごいね』と言われたり、とても辛くてどうして良いのか分からずにいましたが、ここに来てようやく自己理解が進み次に踏み出すことができそうです。

自分の認知特性を調べてみたい方は読んでみるといいかもしれません。

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