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いくは
2024年11月4日 21:23
大阪圭吉の短編「坑鬼」1937年の発表です。他の短編と共に、『とむらい機関車』という本に収録されています。密室、顔のない死体など多彩な要素を取り入れつつ、スピーディーな展開が魅力の本作。トリックもさることながら、おすすめしたいのが、稼動中の海底炭坑という特集な舞台設定です。峯吉・お品という夫婦が担当していた採炭場で爆発が発生。火災の被害を食い止めるため、逃げ遅れた峯吉を取り残したまま坑