【映画の紹介】『大河への道』
編み物のやりすぎで「テニス肘」になってしまったので、アマゾンプライムで映画を観ています。
その中で超おススメはこれ!
いやホントにもう、予想をはるかに上回る面白さ!
2022年公開の『大河への道』です。
公式サイトから以下引用します。
大河とは「大河ドラマ」のことでした。
原作が立川志の輔と書いてあります。あの「ガッテン!ガッテン!」の志の輔師匠。
志の輔師匠は忠敬が作った地図を香取市の記念館で見て鳥肌が立ったらしい。それが創作落語「大河への道」が生まれるきっかけだったとか。
そして、創作落語「大河への道」を知った中井貴一が「映画にしたい」と動き出したのだとか。
映画『大河への道』には伊能忠敬は出てきません。(出てくるのは亡骸と、草履だけ)
忠敬の死後、3年間も忠敬の死を隠しながら地図を完成させた「名もなき人々」が描かれます。
ラストで、頑固者の脚本家(橋爪功)が話すセリフがまた良いのです。
書きたくて仕方がありませんが、ネタバレになってしまうので辞めておきます。
あ~、書き始めたらどんどんネタ晴らしをしてしまうので、書いては消し、書いては消ししているうちにこの先書けなくなってしまいました…
映画の内容は書けないので、映画に出て来なかった伊能忠敬のことを少し…
とにかく伊能忠敬のセカンドライフには衝撃を受けました。
忠敬は50歳のとき、栄えていた商家の家督を息子に譲り、51歳で天文学や暦学を学ぶために江戸に行きます。
教えを乞うたのは30歳の幕府天文方高橋至時。息子ほど年下の若者です。
55歳からの17年間は地図製作。歩いた距離はほぼ地球一周分!
江戸時代の50歳と言えば今の60歳ぐらいでしょうか。
測量の旅に出る55歳は今の70歳ぐらい?
70歳頃から90歳頃までの「後期高齢者」といわれるほどの年齢で、前人未到の、超人的な体力・気力・知力を要する仕事をした忠敬には驚きます。
いや「仕事」というのは違うのかもしれません。
ドキドキワクワクが止まらなかったのかもしれません。
今までこの世界になかったものを、信頼のおけるチームに支えられ、喜び合いながら作っていくという日々は!
きっと超幸せなセカンドライフだったに違いありません。
セカンドライフは、ドキドキワクワクとの出会いにかかっているのかもしれません😊