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【本の紹介】自律神経を整える(マガジンハウスムック)

昨日、「副交感神経が優位になりすぎても良くないらしい」ということを書きました。

その後、「自律神経って何?」と気になって、とりあえずKindle Unlimitedで読める本を探して読んでみました。

まず、「自律神経とは何か」の解説があり、そして「自律神経を整えるための運動、食事、メンタル、睡眠」について解説してあります。

う~ん、そういえばどこかで聞いたことがあるかも…。

けれどもひとつ、驚きの事実(?)が!

自律神経も老化する!

なんと、「自律神経のパワーは、老化に従って弱くなる」と書いてあります。
「自律神経のパワー」とは、「交感神経」と「副交感神経」の働きを切り替える速さとか、塩梅のうまさ、のようなもの。

このパワーは10代で最高になり、40代になると約半分、60代では4分の1を下回るとか(東京疲労・睡眠クリニック梶本院長)。

弱りゆく「自律神経」、30歳を過ぎたら負荷をかけすぎないようにしていかないと、ますます老化を速めてしまうらしい。

自律神経の老化を速める行動

次のような行動は自律神経の老化を速めるそうです。

① 動物性食品を食べない
動物性食品には、自律神経の疲労を改善する成分がたくさん含まれているそうです。年をとっても肉を食べる人は元気だといいますよね。
黒柳徹子さんは焼き肉が大好きだとか。
そういえば80代でも元気で食欲旺盛な私の両親もお肉が好きです😊

② 弾丸温泉旅行
長時間の移動で同じ姿勢を続けるのが良くないそうです。
また、温泉に繰り返し入ると、体温調節のために自律神経をフル稼働しなくてはならないので、かえって疲れてしまうとのこと。

③ 早食い、孤食
そもそも原始、食事は戦いの場。早食いは交感神経を過剰に働かせることになるそうです。ひとりで食べると早食いになりがちなので、孤食も避けた方が良いようですが、これは人によりますよね。
『孤独のグルメ』のように、ひとりの方が食べることを楽しめる人もおられますから。

④ 長すぎる集中
集中も長すぎると交感神経が興奮するそうです。

『徒然草』の冒頭で兼好法師も書いています。

つれづれなるままに、日暮らし、硯に向かいて、心に浮かびくるよしなしごとを、そこはかとなく書きつくれば、あやしうこそものぐるほしけれ

一日中硯に向かって書き続けていたら、「あやしうこそものぐるほしけれ(なんだかおかしな気分になってくる)」

⑤ 長い会議
最近は会議も少しは短くなってきたのでしょうか?
長い会議は自律神経に良くないそうで。(時々お菓子をつまむと少しマシだとか)

⑥ 寝る前の飲食
寝る前に飲食をすると、寝ている間も自律神経が休めないそうです。
寝る前に温かいミルクを飲むと良いというのは都市伝説だとか(この本によると)。

⑦ 仕事のストレスをトレーニングで発散する
気分は高揚しますが、自律神経は疲労するそうです。

⑧ 長時間座り続ける
座り続けていると、血液を循環させるために、自律神経が過度に働く必要があるそうです。
30分座ったら立ってウロウロしましょう。

⑨ 度を超す飲酒
気をつけます。

⑩ 大きなアラーム音で無理矢理起きる生活
朝から自律神経が乱れるそうです。
自律神経もビックリするのでしょうか。

⑪ いびきをかいて寝る
酸素を取り入れるために自律神経が疲労するそうです。
横向きに寝ると気道が確保されるので、かなりマシだということです。


ストレスにならない程度に気をつけるとしましょうか。



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