夏の思い出1(1970年代)
まだ梅雨明けもしていない7月初旬だというのにこの暑さ…
50年前はこんなに暑くなかったような気がしますが、暑かったような気もするし…
あいだに秋・冬・春が挟まっているので、毎度夏の暑さを忘れてしまうでしょう?
その上自分の身体も変化して、暑さ寒さの感じ方もときどきに変わるでしょう?
気になってきて「気象庁」のデータを見てみました。
約50年前、私が小学1年生だった1970年の大阪の8月。
平均気温は28・5°、最高気温の平均は33・3°、最低気温の平均は24・6°でした。
ちなみに私が生まれた1964年の8月は、
平均気温29.6度、最高気温平均34.6度、最低気温平均25.9度。
え~?めっちゃ暑いやんか!
誕生日8月29日やし!
そういえば母がよく言っておりました。
「あんたが生まれた年は異常に暑かった」
ホンマやったんや。
ついでに1994年、私が次男を生んだ年の8月は、
平均気温30.2度、最高気温平均35.0度、最低気温平均27.0度。
暑かった!
次男の誕生日8月21日やし!
参考のため2023年は、
平均気温29.9度、最高気温平均35.2度、最低気温平均26.8度です。
50年間の気温の変化を見てみると、グラフは右肩上がりなのですが、年によっての上がり下がりも激しくて、昔も「ものすごく暑い夏」があったことがわかります。
50年前、私が小学生時代の夏休みー
エアコンはまだ家になく
冷凍冷蔵庫もなく
夏と言えば
扇風機、うちわ、麦茶、濡らしたタオル、スイカ、蚊取り線香、蚊帳、すだれ、梅干し、線香花火、夏祭り…
お客さんがあるときは、バヤリースオレンジが飲めて嬉しかった。
そういえば、ボンボンベッドというのが流行り、日が落ちると外に出していました。(今でもあるのかな?)
夏休みの宿題は
ドリルと「絵日記」と「自由研究」と「読書感想文」。
今の小学生もそんなに変わらない?
水泳指導が異様に盛んな地域だったので、ほとんど毎日プールがありました。午前と午後と2回ある日もありました。
50年前の先生もかなりブラックな職場で働いていらっしゃったようで…。
朝は子ども会の「ラジオ体操」、
週末は「キックベースボール」の練習と大会。
忙しそうに思えますが、
スマホやYouTubeやゲームのない毎日は、
意外にヒマでした。
アウトドアタイプではなく
友だちとわいわい遊ぶのも苦手だった私が好きだったのは
ひとりで静かに過ごすことでした。
家の前の道でアリの行列をいつまでも眺めていたり、
本を読んだり、
屋根の上にのぼって空を眺めたり、
ダンゴムシを集めたり、
どろ団子を作って縁の下に隠しておいたり(固くなるんじゃないかと思って…)、
家に並んでいた百科事典をめくってみたり(百科事典を家に並べておくのが流行っていたらしい)、
アサガオやヒマワリの種を取ったり、
市場に行く母についていったり…
こういう嗜好は今もほとんど変わっていないようです。
スマホなどがなかったら、アリの行列を眺めているでしょう。
高校生くらいになると夏の過ごし方が変わっていきます。
高校、大学時代の夏…
また明日にでも、あの頃の思い出に浸ろうと思います。