【本の紹介】『心と身体の正しい休め方』を読んで、高等支援学校の「清掃」の授業を思い出した話
退職してからはもうず~っとお休みなので
疲れるはずもないのですが、
何となくしんどい感じがして
ダラダラすることがよくあります。
そんな私にぴったりだったのがこちら
「精神科医で禅僧」の川野 泰周さんの『心と身体の正しい休め方』です。
前書きを引用します。
🙋♀️はい、あります!(私)
著者は、いいます。
🙋♀️じゃあ、心を休ませるにはどうすればいいんですか?(私)
そうそう、そのことがこの本に書いてあります。
心(脳)を休ませるための睡眠について書かれた部分を引用します。
禅僧は、早朝に起きて朝日を浴びながら掃除をされます。
夜眠くならないわけがないですね~。
もう一つ、心(脳)が疲れる原因について触れた部分の概要を紹介します。
禅僧は、掃除なら掃除、食べることなら食べること、座禅なら座禅、トイレならトイレ、すべてのことにルールが細かく決められているので、ルールに則って黙々とその作業をされます。
「一つのことに集中」しかしないんだな~。
禅僧のような生活はなかなかできないので、次のようなことを提案されています。
『孤独のグルメ』大好きです。
禅僧寺院では「掃除の作法」も決められているのだ、ということから思い出してしまいました。
以前勤めていた高等支援学校の「清掃」の授業。
高等支援学校に入学する生徒さんは、障害者雇用枠で就職することを目標にしています。
そのため、「清掃」「接客」「クリーニング」「工芸」「農業」「ビジネスマナー」「情報処理」など、実際の仕事に役立つようなカリキュラムが組まれています。
高等支援学校の「清掃」の授業では、
道具の準備から終了後のメンテナンスまで、
詳細なマニュアルがあります。
プロの清掃です。
(教員がダスキンさんに講習を受け、マニュアルを作成しました。)
若い生徒さんたちですし、
我慢できないのではないかと最初は思いましたが
それは杞憂でした。
詳細なマニュアルがある方が落ち着いて掃除ができます。
トイレの清掃など、洗剤を使って汚れを取ったあと
乾拭き雑巾でピカピカに磨き上げます。
テーブルの拭き方やホウキの扱い方、
清掃道具のメンテナンス方法や片付け場所も決まっています。
使った後の雑巾は水拭き用とからぶき用に分け、
等間隔に干します。
これだけきちんと「清掃」すると、さすがに気持ち良くなります。
私も退職してからは、
高等支援学校の「清掃」のルールにならって掃除するようにしているのですが、
それがとても気持ちが良いのです。
決まったルールに沿って体を動かしていると心(脳)は休まるのですね。
いざという時にしっかり脳を使えるように、
ひたすら掃除をすることにしようと思います。
できるかな?