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『べらぼう』第4回 感想文

第4回の『べらぼう』は、大人社会の「悪だくみ」にプンプン腹を立て、唐丸少年の「とんでもない才能」にウキウキする回でした。


・田沼の悪だくみ

前回(第3回)の最後のシーンに出てきた死人は、田安徳川家2代目当主、徳川治察(はるあき)でした。享年22歳。一橋徳川治済(はるさだ)の手にかかったか?前回のラストシーンを思い返すと、そうとしか思えない😱

これで田安家存亡の危機、となったわけです。となると、お約束通り、いったん養子に出されることになっていた田安家の賢丸(まさまる)は、田安家に残ることになるわけです。

それは田沼にとっては良い話ではありません。なぜって「家」を存続させるには莫大な資金がかかるのですもの。田安家を断絶させたいのです。
そこで意次(おきつぐ)、悪だくみ。

賢丸が敬愛してやまない徳川吉宗公の文書改ざんです。
ここで平賀源内が大暗躍。
吉宗公の文字の形、筆圧までもそのままに、文書の改ざんを行います。

「家の跡取りがいなくなれば、その家は断絶とする 徳川吉宗」

田沼意次は、賢丸に改ざん文書を読ませ、「吉宗公に背くも背かないもご自身の判断で」と判断を委ねます。賢丸が吉宗公に背くことなどできないことを知りながら。く~😢

賢丸(後の松平定信)は、田沼に底知れぬ憎しみを持ったのでした。
絶対に許さん(╬▔皿▔)╯

・蔦重 罠にはまる

「一目千本」で成功した蔦重、次は錦絵に取りかかりますが、内容にも金の工面にも手こずり、走り回ります。
ようやく完成した『雛形若菜』でしたが、なんと「新入りは版元になれない決まり」だと地本問屋たちに版権を奪われます。マンマとはめられたのでした。
「吉原のため、いいものに仕上げて下せえ」と言い捨ててその場を後にした蔦重でしたが、ひとりになって叫びます。「何が吉原のためだよ!」

蔦重も怒り沸騰、絶対に許さん(╬▔皿▔)╯

・唐丸少年、ナニモノ?

『べらぼう』視聴者は誰もが思っているでしょう。
唐丸少年、将来ナニモノになる?

東洲斎写楽か?
喜多川歌麿か?
はたまた葛飾北斎か?

私は喜多川歌麿に1票。

理由は、
①歌麿は若い頃から蔦重に生活の面倒も見てもらったらしい
②蔦重が幼い頃、養子に入った先の姓が喜多川だった
③歌麿は錦絵の名手だった
という点です。

一方で、「伝説の浮世絵師、東洲斎写楽だったら面白いな」「葛飾北斎っていう大どんでん返しも見てみたいな」とも思っています。
楽しみ楽しみ。

けれども、来週の予告では唐丸少年に良くないことが起こる雰囲気。
どうなる『べらぼう』?


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