4ヶ月使ってみてわかったKindleの強み・弱み
新型コロナウイルスの影響により外出自粛・テレワーク中心の生活となり、書店に行く機会が大幅に減ったことをきっかけに、2020年8月頃にKindle Paperwhiteを購入しました。今まで本は紙でしか読んだことがなかったところから、4ヶ月ほどKindleメインでの読書生活を送ってみて感じたKindleの強み・弱みを挙げていきます。
Kindleの強みその1:シリーズものの書籍をまとめ買い・まとめて持ち運びが可能
シリーズものの漫画や小説は紙の書籍だと買いに行く手間がかかる、収納スペースが取られる、何冊も持ち運びできない(特に漫画)といった悩みを抱えている方もいらっしゃるかもしれませんが、Kindleであればシリーズ全作すぐに購入し読むことができ、収納スペースを取られることもなく、いつでもどこでも好きな部分を読み返すことが可能です。私も今まで買いに行く手間、収納スペースがなくなるのが嫌で漫画を避けてきましたが、Kindleを手に入れてから鬼滅の刃を全巻まとめ買いして2日で完読しました笑
Kindleの強みその2:分厚い・重い本をどこでも読める
今でこそテレワーク中心生活になったため、電車で本を読む機会が減りましたが、電車移動の際は、重い本を持ち運ぶのが苦痛でした。しかも、満員電車の中で分厚い本は広げづらいため、せっかく持ってきたのに電車で本を読めなかったということもありました。Kindleであれば、薄い本だろうが分厚い本だろうが7インチ200g以内に収まります。家で読むにしても収納スペースを節約できますし、広げるのが楽です。
Kindleの強みその3:Kindle Unlimitedという多読家の味方がついてくる
Kindle Unlimitedに加入すれば、月額980円で和書12万冊(洋書100万冊)が読み放題です。Unlimited対象の本を月に1冊でも読むのであれば、基本的に加入した方がお得です。私もUnlimitedに加入しましたが、以前よりも本を購入するハードルが下がり、より多くの本を読むようになりました。ただし、Unlimitedの本は10冊までしか保存できないため、それ以上対象の本を読みたい場合は、既存の本を端末から削除する必要があります。
Kindleの弱みその1:ページに自由に書き込みできない
ではここから弱みの話へと移っていきます。Kindleは固定レイアウトの書籍であればハイライト機能を用いてマーカーを引くことができますが、逆に固定レイアウトでない書籍にマーカーを引くことができません。また、メモ機能はついているものの、ページの余白などに自由に書き込みする・覚えた単語にチェックマークを書き込む、といったことができません。普段ページに書き込みをしない人にとっては気にしなくても良いことですが、書き込みを入れながら読書している方にとっては不便に感じるかもしれません。
Kindleの弱みその2:ページの横断がしづらい
Kindleで他のページをめくる時は、1ページずつタップして進めるか、目次ページから各見出しの最初のページに飛ぶ、もしくはページ数を指定して飛ぶという方法があります。これは、例えば辞書のような書籍の場合はかなり強みを発揮しますが、逆に漫画や雑誌のような、文字以外の情報が多い書籍ではページを探すのが不便かもしれません。また、ページに関する話で余談ですが、Kindleでは本の分厚さを実感できないのが少し寂しい気もします。
Kindleの弱みその3:新たな本との出会いが限られる
これが一番の弱みなのではないかと思っています。KindleでもAI分析によるおすすめの本が広告として掲載されたりするので新しい本との出会いが全くないという訳ではありません。ただし、あくまでも今まで読んできた本に基づいたAI分析によるおすすめの本なので、読む本のジャンルが偏ってしまいます。また、Kindleはサンプルとして最初の数ページ試し読みが可能ですが、紙の書籍のように、全体を通してパラパラと見ることができません。一方、書店に足を運ぶと、書店にある全ての本が目に入る上に、書店のポップアップや帯といった情報が加わるため、今まで全く読んだことがなかった本と出会う可能性があります。また、カバーがかかっていなければ全ページ試し読みができるため、より納得して本を購入できます。(長時間の立ち読みはNGです!!)私もつい最近、小説コーナーに足を運んだ時、鮮やかな表紙と帯に惹かれて買う予定のなかった小説を衝動買いした、という体験がありました笑 普段kindleで本を読まれている方も、たまに書店に足を運んでみると、全く新しい出会いがあるかもしれません。
まとめ
以上、Kindleの強み・弱みを3点ずつ紹介してきましたがいかがだったでしょうか。2020年は、Kindleのおかげで読書時間が増加しました。いつでもどこでも購入でき、かつ、ほぼ場所を選ばずにどんな本でも読むことができるようになったため、読書に対するハードルが下がりました。一方で、Kindleを使うようになったことで、書店・紙の書籍のありがたさも改めて実感できました。2021年は、できる限り書店にも足を踏み入れて読書の幅を広げていきたいと思います。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?