【過去のわたし】がんばらないってどうやるの?
前回のつづき
電車に乗るのが億劫になり、それでも用事があって電車に乗らなければならない日がありました。
途中、友人の経営するカフェに立ち寄ったのですが、その時に偶然居合わせた占い師の方(初対面です)とお話をしているときに、今まで誰にも言えなかったのに「電車に乗れないんです…」と話す自分がいました。
今思えば、このことで自分自身すごく困っていたのに、まるで他人事のように明るくヘラヘラしながら話していたなと思います。
その方は、ゆっくり私の話を聞いてくださり、
「いや、よく頑張ってきましたよ!ほんとに。涙出る。頑張りすぎなぐらい。
もっと周りに頼ってもいいんですよ。」
と言ってくださいました。
でもこのフレーズ、これまでもいろんな場面でいろんな人に言われてきた言葉だったんです。
なのに、なぜ私は頑張ることをやめなかったのか…?
それは、自分が今までやってきたことがあまりにも普通すぎて、自分の中では当たり前すぎて、一体何を頑張ってるのか?が分からなかったからです。
だから、不調が出るまで頑張りつづけてしまいました。
でも、頑張りすぎだと分かったところで、何をどうやめるのかも分からなかったのです。
私は占い師の方に聞きました。
「じゃあ無理はせずに、短い距離から少しずつ電車に乗る練習をしてみるのもありですか?」
今の自分だから分かりますが、この質問に
「それも頑張ってるんです」
と回答されました。
それぐらい、誰の助けも借りずに自分を追い込むのが当たり前だったのです。
「まずは家族とか友人に、状況を伝えてみましょ?で、すごく辛くてしんどいんだって言って助けてもらいましょ!練習するなら、電車に乗るのがこわいから、一緒に乗ってくれない?ってお願いしてみましょ?」
そうアドバイスをもらい、なるほどー!と思ったのを覚えています。
電車に乗れないのは自分の問題だから、周りを巻き込んではいけない。
迷惑を掛けずに自分で解決するべき。
そう思っていたので、これはヘルプを出す状況なんだと理解しました。
しかし、ここからまた壁にぶち当たるのです。
辛くてしんどい。助けてほしい。が言えない問題。
私のエゴの声が
" 迷惑かかるぞー "
" 自分で解決できないのかよ…弱いな! "
そう言ってきます。
ここで、人を頼れない、頼ってこなかった自分と向き合うことになったのです。
まず、何で人を頼れない自分になっちゃったのか?を考えました。
それっていつから…?
何がきっかけだろう…?
いろいろ考えました。
大人になってからはすでに人を頼らない自分になっていた。
じゃあ学生時代は…?
どんどんさかのぼっていくと、中3の進路を決めるあたりから、親の意見は聞かずに何でも1人で決めていくようになっていたかもしれないということに気付きました。
その頃なにがあったのか…?
のちほど分かってくるのですが、私には学生時代(特に小学生のころ)の記憶がほぼありません。
嫌だったこと3つぐらいが強烈に思い出せるぐらい。
なので、記憶を絞り出してもなかなか出てきませんでしたが、考えていくうちに、母親との関係が浮上してきたのです。
つづく
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