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紫外線は敵か味方か?

現代人もしくは人類はいつしか紫外線を敵視するようになってしまった。

紫外線イコールお肌の大敵とみなして忌み嫌うようになった。

その結果、日光浴はシミの元と「日陰の身」が一般的になり、肌を真っ黒に焼く人は少数派になり、ビタミンDの不足は人類規模になった。ビタミンDは骨の健康に欠かせないんですが。

全て物事にはメリットとデメリット両方あるが、人はその一方だけを強調したがる。太陽光の6%が紫外線と言われている。UVカットのUVとはultraviolet(紫外線)の略です。紫外線のメリットはビタミンDの生成を助けるとか殺菌作用があることです。

ビタミンDはサプリで補えば良い、その考えは結局紫外線の敵視すなわち日光浴の軽視、詰まりは「太陽に対する不敬罪」へと繫がっていく。

太陽を拝まない、つまり太陽をリスペクト出来ない人類は何れ滅るのかもしれない。

その昔、太陽神信仰というのが有った。もしも太陽が無かったらこの世に光は無くただ闇が続く。日が昇り陽が沈む、それは死と再生の儀式でもある。

そこでこの際パラダイムの転換を図ろう。紫外線を神の恵みと考えて生きる。過度の紫外線では無く、適度の紫外線は健康をくれる。植物の新芽や新葉は未だ葉緑素が少なく紫外線に弱いので、防御のためにアントシアニンという赤い色素を生成する。また紫外線に当たると人間の皮膚の表皮と真皮の堺にあるメラノサイト(色素生成細胞)はメラニン色素を生成する。そしてメラニンがケラチノサイト(表皮細胞)に滞留し沈着するとシミになる。

そう言えば、「手のひらに太陽をかざしてみれば」、と言う詩があったな。
一日10分手のひら日光浴をしよう。
手のひらが日焼けしてもシミは目立たないから。
適度な運動例えばウォーキング等により幸せホルモンと言われるセロトニンの生成も促される。
だから朝とか午前中に日光浴を兼ねて森林浴も兼ねてウォーキングすれば、一挙両得鬼に金棒なのである。雨の日も風の日も欠かさず日光浴という訳にいかないからビタミンDはなおさら不足ぎみになる。ビタミンDは6種類あってそのうち身体に必要なのはD2とD3の2つである。

紫外線との付き合い方は人それぞれで、紫外線が大好きで既に真っ暗なのにまだ肌を焼いてる人もいる。一方で紫外線を極度に恐れ、家から出ない人もいる。それだと幸せホルモンも出難い。やはり短時間日光浴が妥協点なのかもしれない。

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