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エッセイの研究(1)おもしろいエッセイを読み比べる
昨日の記事の続きです。
「エッセイをおもしろく
書くためには」
というテーマでお送りしています。
「おもしろく」というのは、
読んだ人だけでなく、
書いている「自分」も
含めてのことです。
その研究の題材として、
私が過去に読んでおもしろかった
エッセイを片っ端から
読み返してみました。
読んだのは、
以下の8冊の本です。
これらの本を
私は note を読む時と同じように、
サンドイッチのようにして
読みました。
ひそかに私が
「サンドイッチ読書法」
と呼んでいる
(ホントは、今考えた名称)
この読み方は、割と普段から
やっていることでもあります。
私は普段から何冊かの本を
同時並行して読んでいて、
区切りのいいところまで読んだら、
別の本を読むようにしています。
場合によっては、
2冊の本を一日おきに
交互に読んでいるんです。
そうすることによって、
適度な刺激を保ちつつ、
たくさんの本を読むことができます。
サンドイッチ読書法を実践する場合に
大事なことは、
極力、ジャンルの異なる本を
並行読みすることです。
似たような本を
バラバラと読むと、
どっちがどっちだか
わからなくなってしまいます。
例に漏れず、これらのエッセイも
どの本も年代もバラバラ、
本業が文筆業の人もいれば、
役者、マンガ家など、
いろんな方がいます。
書いている内容も
一つのジャンルに
絞っているものもあれば、
評論的な内容もあります。
とはいえ、エッセイに絞って、
このような読み方をしたのは、
はじめての試みで、
なかなか刺激的な体験でした。
やはり、いろんな方のエッセイを
続けて読むと、
一瞬、人を間違えて
読むこともありました。
上に挙げた順番で読んでいたので、
この順番だと中島らものあとに
中谷美紀がきます。
たまたま、食べ物の話が続くと、
中谷美紀のエッセイを読んでいるのに、
中島らもの顔を思浮かべてしまい、
「ずいぶん、オシャレだなぁ。
あ、違う違う、
今読んでいるのは中谷美紀だった」
とかいうことがあって、
一瞬、ギョッとなりました(^^;
「エッセイ」というと、
一般的には、
日常生活のことを書いたものを
連想することが多い気がしますが、
読書などの体験も
自分の感想を入れた場合には、
エッセイの範疇に入るんですね。
この中では、
ナンシー関、ブルボン小林が
そのたぐいの文章で、
「コラムニスト」
という肩書きになっています。
思えば、私も評論的な文章は
よく書きますが、
「エッセイ」という自覚は
ほとんどありません。
というか、やっぱり、
私が「レビュー」という
名称で書いている記事は、
エッセイではない気がします。
もちろん、それらの文章に
自分なりの考察が
入っていないわけではないのですが、
「エッセイ」よりは、
もう少し「客観的」に感想を
書くようにしています。
それは意識的にしていることで、
そうすることによって、
興味がない人にも伝わるのではないか、
というのが私の考えです。
ああいった文章を
さらに、自分視点に引き寄せて書くと
「エッセイ」になるのでしょうね。
この8冊を読んで感じたことを
今後の記事で
書いてみることにします。
そうすることで、
自分にとってもエッセイが
書きやすくなり、
楽しくなるのではないか、
という淡い期待を抱くと同時に、
これを読んだみなさんにとっても、
記事を書く時に
なにかの参考にでもなれば嬉しいです。
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