プロレス=生き様が詰まった映画「パパはわるものチャンピオン」 感想
プロレスが好き!と言っていると友人等から
「プロレスは格闘技なの?」
「プロレスはショーなの?」
と聞かれることがあります。
もちろん、どちらの要素もあるためどちらも正解ではあります。
しかし、プロレスは格闘技やショーという枠組みに収まるものではありません。
「プロレスは生き様」
「プロレスは人生」
「プロレスは社会の縮図」
この辺りの言葉の方がプロレスを知れば知るほど、しっくりくるのではないかと思っています(まだまだ深く知ってるとは言えませんが
単なる家族愛にはおさまらない「パパはわるものチャンピオン」
パパはわるものチャンピオンは、ジャンルで言えば
「家族愛を描いたホームドラマ」
になるかもしれません。しかし、もちろんその要素もありますが、その枠を超えた
「生き様を描いた人間ドラマ」
くらいの深さがある作品だと思います。
「生き様」という重くて大きなテーマを温かく面白く明るく表現された映画だ!!と観終えた後は感じると思います。
人生や生き様の重要な要素として
家族
仕事
やりたいこと
世間体
がありそれは常に絡み合い優先度も付けることが難しくなることすらある、ということをプロレスを通じて、プロレスだからこそよく理解できるストーリーになっています。プロレスだからこそです!
プロレスファン以外に特に観て頂きたい
プロレスファン、特に新日本プロレスファンは、知っている選手、技の名前だけでなく、プロレスオタク心をくすぐるようなパロディーや細かい演出がされており、当然ながら大いに楽しめると思います。
しかし、本当に観て頂きたい方はプロレスファン以外だと思いました。
「プロレスって何を楽しむの?」
「プロレスって普通の格闘技と何が違うの?」
というプロレスの初心者の方がある意味ハードルに感じる疑問を見事に答えてくれる作品でした。
一緒にプロレスファンにまだなってない方と観ましたが、プロレスの良さや僕がプロレスのどこに沁みているのかを理解したと言ってくれとても嬉しかったです。
ぜひプロレスファン以外の方もご覧ください。そして、プロレスファンの方は、プロレスファン以外の方を誘ってみて下さい。
最後にあまりにも公式パロディーTシャツが良くできていたため、思わず買いました。さすがのグッズ製作力!!
※寺田心くんは相当なプロレスファンらしく作品からもそこはかとなくそれを感じ取りました笑