「無い」はまだ見ぬ可能性や伸びしろが「ある」ということ
WANT ~したい、~が欲しい
その裏側には「無い」という概念が漏れなく同時に存在する。
「あのバックが欲しい」時あのバックは手元にはなく、「あの国へ行きたい」時あの国へはおらず、「幸せになりたい」時幸せになってはいない。
「無い」という概念を持ったまま、目標を立てるとき、ある程度までは「無い」ものを渇望するためのモチベーションで自分にスイッチが入ることがある。そして次の目標を立てて突き進むことが出来る時期はある。
でも、やってもやっても、手に入れても手に入れても、次々と湧いてくるWANT を目の前に、疲れてしまったり、むなしくなってしまったりしたことはないだろうか、、、?
たぶん、それはWANT の裏側にいつも「無い」が同時に存在するからじゃないだろうか?じぶんには○○が不足している、△△で満ち足りていない、というベースでWANTという目標をたてることは、〇〇や△△がないとHAPPYになれない世界に住みついているような気がする。しかも、WANTは次々と湧いてくるから、いつまでも満ちたらない、途方もない自分に出会うと、もう求めないようにしよう、となかば諦めたりすることになっていないだろうか、、、
この世界から抜け出すには、、、まず、この世界に自分が住み着いていることに気付くこと。そして、他の世界があることを知ること。
もし「無い」ことでがっかりする自分がいるならその自分を温かく抱きしめ、がっかりでして悲しむ自分を受け止め味わいきることで、「無い」自分を認める。
そして「無い」はまだ見ぬ、自分のこれからの可能性や伸びしろが「ある」という世界に住み着くことが、
「無い」が自分に不足している、満ちていないという“NOT”な世界から抜け出す方法である気がする。何かを手に入れる事じゃなく。
I don't have anything. 私はなにも持っていない
I have nothing. 私は「無い」を持っている。
けして自分が否定されない優しい世界。
「無い」のは自分自身のことじゃなく、自分の所有物であるということ。