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今回の日銀の利上げについて思うところ

 このタイトルに目を惹かれた方には申し訳なく思う。私は日々、舞台の勉強をしている者だ。しかし、演劇とは金にならずその為生活は投資で賄っている。基本は株式とデリバティブだ。
 取り敢えずの前書きはさておき、私は憤慨している。速水日銀の間違いを指摘していた植田和男本人が、拙速すぎる利上げに踏み切ったからだ。一体何の大義があって、どんな合理的な理由で阿呆な結論に至ったのか、聞いてみたい。

 私は、2024/7/31俳優座劇場の楽屋で本番前に、金融政策決定会合の発表を未だか未だかと待ち侘びていた。それは、どうせ利上げなんて出来ないと思っていたからだ。中立金利も示さず、「見通しの後半では中立金利付近に居ます」なんて曖昧な答えしかできない状態で利上げなどしたら、市場が混乱してしまうのは、目に見えていたからだ。初学者だって理解できる。
 理由はそれだけでは無い、統計データも弱さを見せているからだ。実質の個人消費は一年間マイナス、名目はともかく、実質GDPもマイナス、需給ギャップもマイナス、鉱工業生産も悪い、消費者物価も市場予想より低い、それでも実質賃金は未だマイナス、政府も経済対策は後手に周り何をしたいのか分からない、量的緩和も縮小、上記の理由が有り利上げは御伽噺だと思っていた。いたんだ。まぁ、結果は皆さんの知る通りだ。ターミナルレートも示さず利上げする中央銀行に信頼などない。燥いでいた債権村の者共に言いたい、結局一カ月前より長期金利は下がったぞ。阿呆なメディアに言いたい、少しは勉強してから番組を作れ、でなきゃ次なくなる職種はお前達だ。経済もわからんくせに、金融政策のきの字もわからんくせに出しゃばった、如何しようもない政治家に心からの非難と罵詈雑言を。

 まぁ、お見苦しい文章でしたが一つ言いたい。これが後世から見た時、1時の早とちりの一人相撲であったと、馬鹿にされていることが、僕の心からの願いだと。

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