土地によって醤油の味が違うというのはよく聞く。 だから、地元を離れるにあたって、醤油は石川のものを持ってきた。 だけど、納豆。 まさか納豆のタレの味が違うなんて……! 一口食べて、 ん……??と嫌な予感がしつつ、 もう一口食べて確信。 タレの味がしょっぱい…… 絶対にあのタレじゃなきゃならん! というほど強いこだわりなんて、持ち合わせてないはずなのに、なんとなくあれから納豆を買えないでいる。 思わぬところでホームシックになっちゃったよ。 アイスもそう。こっち全
東京にいる。 東京で働いてる。 初めて石川県を離れて1週間。 今までの私に足りなかったものを得たくて 世の中が変わればいいなという想いを 綺麗事で終わらせないだけの力が欲しくて ちゃんと覚悟はしていたつもりだったけど、 綺麗事じゃない数字の世界に 早速私の心は悲鳴をあげて、 帰り道、ひとり泣きながら歩いた。 こんなにするする嘘をつけるんだ。 その場しのぎで言葉を紡ぐんだ。 悪い人たちじゃないのはわかってる。 仕事だからそういうことが、できるんだよねというのもわかってる
祖父が亡くなった。 母の誕生日。 私たちが会いに行った、数時間後。 夏ぶりに会った祖父は、全力疾走したあとみたいに息が切れて、口で息をして、ひとことも喋れなくなってた。 身体も痩せて、靴下もだぶだぶとしてて、服の下は抜け殻みたいだった。 でも、喋れなくても苦しそうでも、それでも意識がはっきりしているのはわかった。 それがなおさら、なんて声をかけたらいいのか、どう接したらいいのかわからなくさせた。 私だけでなく、その場にいるみんながそんな感じだった。 娘である母も「会
好きな人に好きって悟られたら終わりだと思ってる。 別にこれから好きになってもらえればいいからなんて言ってくれる人だったから、とりあえず初めてのお付き合いに至ったものの。 結局2ヶ月でフラれた去年の苦い経験。 そこからまた、誰ともお付き合いできてないまま今に至っておる。 でも一応、この1年も、恋はしてたんだぜ。 さっぱりうまくいかなかったけどな。 私の恋愛のうまくいかなさの原因は、これだけじゃない。 他にも心当たりはありまくるわけだが、とりあえず、このわけのわからんねじ曲
ジャズライブの取材に行ってきた。 腕章をつけて関係者席に出入りするというはじめての経験。 会場でカメラを構える責任にクラクラした。 私は、広報の仕事をしているけど、人前でカメラを構えることに未だに抵抗感がある。 立派なカメラを持ってる人がたくさんいる場所は尚更。 なんだか恥ずかしくて、カメラを隠したくなってしまう。 美味しい目にあうことも多い仕事だけど、ちゃんと期待に応える仕事をしなくちゃって責任は大きい。 先回りして写真上手くないんで、カメラ初めてまだ日が浅いんでなんて
あの人は先に行ってしまうんだろう きっと一緒に仕事ができるのはあと少し ずっと、あーだこーだ言い合って仕事していたい ひとりだったらこうは仕上がらなかったなって充足感をもっと味わってたい 今の私、あの人いなくなったら多分ベシャッてなっちゃう 仕事のモチベーションなんて他人に依存していいものじゃないってわかっているのに いつか来るその日に今から怯えてる あの人の特別でいたいって感情がもうずっとある。 相手には恋人がいるからと割り切ろうとしたけど、今まで人に話せなかった話を
徐々に赤らんでいく水平線にカメラを向けて、日の出を待つ。 太陽が顔を出さないうちから、世界はもうこんなに明るいものなのかと驚いていた。 ぐんぐん、あっという間に位置を変える太陽の速度を感じながら、太陽は空に昇っているものじゃなくて、昇っていくものだったなあなんて、今更過ぎることを考えたりもした。 朝日はもちろん綺麗だったけど、雲と空と山と海の色合いが綺麗で… 途中からは朝日じゃなく、周りの景色の色合いを捉えることに一生懸命になっていた。 せっかく生きているのに、もっ
ちょっとこの頃腐っていた。 自分の仕事に胸を張れないというか。 求められているとはとても思えない記事を書くことに早々に嫌気がさしてしまった。 取材を受ける側はネタ切れ。ろくな準備もしていない。 それなのに週一更新。 大人の事情とやらが絡んでいるから。 なんで、こんな。 どうでもいいものを、褒め称える言葉に頭を悩ませなきゃならないの。 まだ、あちらにおすすめしたい気持ちがあればいい。それなら、私個人が感動しなくたって、その人の想いを記事にできる。 だけど、それがない。 記事
もやもやしてる。 どっちつかずで。ちゅうぶらりん。 心がついていかないや。 みんなみんな、私が離れることを惜しんでくれるけれど。 私がやってた仕事、これから覚えるはずだったこと、任されるはずだった役割、他の人に全部成り代わっていく。 私がいなくたって回る。 十分、回るんだよねえ。 「私がいなくたって大丈夫だよ」という自分の発する言葉に、自分で滅入っている。 あー面倒くさい。 こんな面倒くさい人間だということ、誰にも知られたくない。 でも本当の本当は、誰かにぶちまけ
友達が遊びに来てくれた。 県外にいるから、たまにしか会えない。 この子相手なら大丈夫だと、どんどん毒を乗せた愚痴を吐いた。 相手も毒を吐く。だけど、それでもお互いに声を出して笑えちゃう。 そんな愚痴り合いのできる相手。 こまめに吐き出せているつもりだったけど、全然違うや。有難い。
希望していた広報の担当に異動が決まりました。 少し前からそんなお話はいただいていたのだけど、昨日、8月からだと。ついに… だけど、自分が願っていた異動が叶うというのに、うれしい気持ちだけではないのが本当のところ。 最近、食品の担当として、任せられる仕事も、見せてもらえる資料も増えて、少しずつ面白さを感じ始めていたところだった。 私が離れることで、他のメンバーの負担が増えることは明らか。 業務的にはもちろん、精神的な負担が少し心配。 関係が切れるわけではないけど、せっかく仲
精密検査の結果… 関節リウマチでも膠原病でもないだろうとのこと! 安心したけど、原因不明。 相変わらず、寝起きの指の関節は痛い。 1時間ほど痛いのと違和感が続く。 もらった薬と湿布を使ってはいるけど、効いてる気がしない… 原因がわからないのは嫌だけど、ひとまず。 「朝の指のこわばり」って症状から連想しちゃう怖い病気でなかったことは、よかった。 本当に……… 生理もかなりずれてるし、疲れてるのかな… 精密検査の結果からは原因は見つけられないかもしれないけど、やっぱり体調は
寝起きの指に違和感を感じ始めたのは3週間ほど前かな。 今日、病院で採血と検尿をしてきた。 結果が出るのは1週間後。 関節リウマチ疑いです。 寝起きの指の違和感が1週間ほど続いて、さすがに筋肉痛や寝相の問題ではないことを自覚したとき、真っ先に関節リウマチが思い浮かんだ。 でも、きっと腱鞘炎とかでも同じ症状が出るんだろう。 関節リウマチなんて大変な病気に自分がなるはずがない……と検索をかけて、どこもかしこも、関節リウマチの文字のオンパレードで絶句した。 嫌な予感がして、先
まだ何も為してないのに次に行きたくなる。 見切りをつけるのが早いのはわかってる。 仕事はうまくいっているのにな。 近頃、なんだか虚しくなって。 心底、燃え尽きやすい性格。 「流石です」と、誰かの期待に応えられる自分でい続けるのは疲れる。
車で1時間半ほど。 先日知り合った農家の田植えのお手伝いに行ってきた。 と言っても、途中で雨が降ってきてしまって、ほとんどお役に立てないまま、お茶をご馳走になって帰ってきたのだが…。 面白いお話をたくさん聞かせていただけたので、メモがてら書いておく。 あとで書き直したい。 今日お世話になったのは、自然農法でお米作りをされているご夫婦。 除草剤は使わないし、機械に頼り切らないで昔ながらの道具を使いながら田んぼを世話している。苗も自分たちで育てたもの。 三つ子の魂百までと言う
担当部門の今月の売り上げが、全国5位。 予算比率では1位とのこと! ぴんとこないけど、よくやった〜!