「たくさんの人を知る。」
井川楊枝著・「封印されたアダルトビデオ」を読んだ。
年間約2万タイトルものアダルトビデオが配信されているポルノ大国日本。
ジャンルも超マニアックなものから王道まで多種多様に存在する。
これだけの数が配信されているポルノ大国日本においても
密かに消えていく作品がある。
それは一度は店頭に並んだものの取り下げられたり
撮影まで終わったにも関わらず審査委員からボツをくらって発売できなかったり。
では、その理由は何なのか?
封印されたアダルトビデオという
アングラ中のアングラの世界を取材した衝撃の本。
まじで衝撃に関して言えば今年読んだ本の中でもダントツのぶっちぎり。笑
ただ、この本は本当に衝撃が強いからどんな人にもおすすめは出来ない。
一部かなり胸糞が悪くなる内容があるから
エロ・グロに耐性がある人でも気をつけたほうがいい。
(冗談じゃなくて本当に読むときは気をつけてね。)
それでも、この本を読んで良かったと思うのは
世界には(というか日本には)こんな人もいるんだなと知れたことだ。
たくさんの人を知ることは重要なことだ。
その理由の一つは
自分の小ささを知れるからだ。
井の中の蛙って言葉があるように狭い世界にい続けると
自分は意外とスゴイんじゃないかと勘違いを起こす可能性がある。
でも、色んな人を知っていればそんな勘違いを起こさずにすむ。
少し前に自信なんかいらないって投稿したけど
まじで自分はスゴイなんて自信はいらないんだよね。
そんなクソみたいなバイアスを持ってしまうだけで現実を歪めて観てしまうんだ。
例えば、自分のことを世界一のマゾだと思っている人がいるとする。
だけど、その人はどれだけの人を知っているだろうか?
観念絵夢を知っているのだろうか?
もし観念絵夢を知らずに世界一のマゾだと思っているなら確実に井の中の蛙だ。
マゾ決定戦に優勝するために
異国の宗教儀式に参加しマゾプレイをし国際問題になりかけた
観念絵夢に勝てるだろうか?
インドのガンジス川をフルチンで泳ぎ、雑菌まみれの生水を飲みまくり、
最後にブレーンバスターを食らって水面上にたたきつけられ、
気を失い、死線をさまよった
観念笑夢に勝てるだろうか?
恐らく勝てないだろう。
井の中の蛙とはそういうことだ。
たくさんの人を知らないからクソみたいな自信を持ち勘違いしてしまう。
人を知り、自分の小ささを知れるから現実的な戦略が考えられるんだ。
もう一つ色んな人を知ったほうが良い理由は
参考にしやすい人を見つけられるからだ。
例えば、今よりもっと結果を出したいとか人生を上手くいかせたいと思ったら
世間一般で言う成功者を参考にすればいいわけだ。
でも、ただ単に成功者を参考にするんじゃなくて
境遇や趣味嗜好が自分と似ている人を参考にするべきだ。
さらに自分よりも10年以上は年上の人がいい。
そっちの方がアドバイスや言っていることに対して
落とし込みやすいんだよね。
もちろん、全然違う境遇の人を参考にすることだって悪いことじゃないけど
あまりにも境遇も性格もかけ離れている人のアドバイスは落とし込みにくいんだよね。
その参考にしやすい人を知るには
そもそもたくさんの人を知っていないとダメでしょ。
俺だったら、
もともと公務員だったけど、辞めて起業して上手くいっている人とか。
野球経験者で本をたくさん読む人とか。
そういった人の方がアドバイスを落とし込みやすいんだよね。
たくさんの人を知ることは
自分の小ささを知れるし、参考になる人を見つけられるし
俺みたいな凡人には結構有効な戦略だ。
そういった視点で人を知っていこう。
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