「友情とは。」
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憎悪は憎悪しか生まず、真実を見えなくさせる。
憎悪を生まないためには何をすればいいか知りたい人は読んでみて!
では、本題。
映画・「ミッドナイト・ラン」を観た。
元刑事の賞金稼ぎ・ジャックと、賞金首になりジャックに捕まってしまう会計士・デューク。
ジャックは期日内に依頼主の元へデュークを引き渡そうとするも、FBI、マフィア、他の賞金稼ぎ等によってさまざまなトラブルに巻き込まれる。
喧嘩をしながらもトラブルを乗り越えていくうちに、二人に友情が芽生えていくというロードムービー。
多くの人が絶賛しているけど、俺も超良い映画だなと思った。
ロードムービーの中でも、デニーロ映画の中でも、トップクラスに面白い。
出てくる登場人物が全員憎めないキャラ、
トラブル→乗り越える→友情が芽生える流れ、
泣けてくるラストシーン、
まさに「これが映画だ!」と思った。マジでオススメ。
俺はこの映画を観て、友情とは「通じ合える」ことだと思った。
(以下ネタバレ含む)
二人は道中ずっと喧嘩しずっとウソを付きまくっている。
デュークは飛行機恐怖症とウソを付き時間稼ぎをし、
ジャックはピンチになったとき、手が空いているデュークに「助けてくれたら逃してやる」と言い、助けられたら手錠をかけ直す。笑
そんなやりとりが何度もある。
それでも二人の間に友情が芽生えた理由は、言葉や態度といった表面の部分ではなく、もっと根本的な部分で通じ合えていたからだ。
ジャックは今でこそ孤独でガラの悪い賞金稼ぎをしているが、もともと賄賂が横行していた警察組織がイヤになって辞めた。
マフィアの会計士をしていたデュークは金を横領したことで賞金首になったけど、マフィアの金の使い方が気に入らず、横行した金は全部寄付していた。
つまり二人は性格も生きてきた世界も全然違うけど、「汚いカネの使い方が気に入らない」って部分で通じ合えるものがあったんだよね。
互いの過去を知り、そこを認識することでだんだんと友情が芽生えていったんだ。
だからジャックは最終的にコイツは悪いヤツじゃないと思い、10万ドルの報酬を捨て、デュークを逃した。
そしてデュークもコイツは悪いヤツじゃないと思い、隠していた大量の逃避資金を全部ジャックに渡した。
上述したように、ジャックとデュークは過去を知ることで通じ合える部分を認識したけど、何もそれがすべてじゃない。
つまり、通じ合えるかどうかを知るのに言葉はあまり必要ないんだよね。
通じ合える部分がある人とは言葉を交わさなくてもなんとなく気が合うし、自然と友情が芽生えているものなんだよね。
もちろん、通じ合える部分がない人とは仲良くなれないわけじゃない。
だけどやっぱりそれが無いと、関係も長くは続かないでしょ。
俺は言葉が大事だとは思っているけど、言葉だけでは伝わらないものもあると思っている。
そこをしっかり感じ取れないと、損得勘定だけのつまらない世界、同じコミュニティだけの狭く味気ない世界に留まってしまう。
目に見えない通じ合える部分を感じとれるかが重要なんだ。
友情が人生を豊かにするんだ。
その友情とは何なのかを知りたかったら、「ミッドナイト・ラン」を見るべし!