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「何をやらないか。」


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脳を最大限に活用したいならどうすればいいのかを知りたいなら、読んでみて!


では、本題。


トニーシェイ著「ザッポス伝説 顧客が熱狂するネット靴店アマゾンを震撼させたサービスはいかに生まれたか」を読んだ。


24歳にして自ら創業したネット広告会社をマイクロソフトに2億6500万ドルで売却。

同年、靴のネット通販会社「ザッポス」に投資家として関わり、その後CEOとなり、ほぼゼロから売上高10億ドルを超える企業にまで成長させる。


そして2009年、株式交換の形で9億4000万ドルでアマゾンに買収される。


というTHE・成功者の道を突き進んできた著者が書いたのがこの本。



こういう本を読む時に注目すべきところは、「自分と彼の違い」と、「何を盗めるか?」だ。


というのも、だいたい彼のみたいな成功者は生まれ育った環境も、才能も他の人とは全然違うわけ。


たとえば彼は、


裕福な家庭で育ったし、

ハーバート大学に行けるほど頭も優秀で、

大学時代に国際コンピューター・プログラミング・コンテストで優勝するほどプログラミングに強い。


でも、多くの人は彼みたいな環境にはいないし才能も持っていないでしょ。


ただそこで「彼は特別だから」と投げやりになるんじゃなく、環境も才能も違うと大前提を持ち、「それでも彼から盗めるものは何か」と探さないといけない。


そうしないと、自分の糧にはしにくいんだよね。



じゃあこの本から学べるものは何か?


俺は、考え方だと思ったな。


彼がビジネスの上で大事にしている考え方、何かを決断する際の考え方、逆境に打ち克つための考え方等々、


この本を読めばそんな成功者の考え方を知れるんだよね。


考え方だったら、本を読んだその瞬間から真似できるでしょ。
(真似し続けることは難しいかもしれないけど。)


良い考え方は何個かあったんだけど、俺が特に良いなと思ったのは、「何をしたくないか?」ってこと。



トニーが最初に創業してマイクロソフトに売却した会社を始めたときも、売却して会社を去るときも、

「何をしたくないか?」


という考えがキッカケになっている。


彼はサラリーマンを辞めてベンチャーを始動しウェブデザインやセールスをやったものの、すぐに情熱が無いことに気がついた。


ただ、やりたいことはわからない。
でも、やりたくないことはわかっていた。


そう、彼は、

サラリーマンとして働きたくなかった。
これ以上ウェブ・デザインの仕事はしたくなかった。
営業の電話もかけたくなかった。
そして心の底から飽き飽きするのは、もうたくさんだった。


そう思っていたある週末、あまりにも退屈すぎてあるアイデアを試してみようとコンピュータ・プログラミングを始めることにした。


これがマイクロソフトに売却した会社を創業したキッカケだ。


そして会社を去る際も、

自分が何をするつもりなのかまったくわかっていなかったけど、何をしないかはわかっていた。



それくらい、何をやりたくないか?何をしないか?を決めることって大事なんだよね。


よく、やりたいことがわからないことに迷ったり葛藤したりする人がいるけど、その状況じゃいつまで経ってもやりたいことなんかわかるようにならないと思うんだよね。


というか、やりたいことがあってもなくてもどっちでもいいし。
迷ったり葛藤する意味がわからないし。


だからそんなことに迷うなら、いっそやりたくないことは何かを決めればいいんだ。


おそらく、やりたいことがわからないことに迷っている人でも、やりたくないことは迷わずわかるよね。


たとえば、サラリーマンになりたくないとか、嫌いな人間と仕事したくないとか。


やりたくないことがわかったら、それをやらないような行動をとれば良いんだ。


俺は、やりたくないことをやらないようにするパワーって、やりたいことをやるパワーより強いと思っている。


だって、人は痛みを避けたがるからね。それも精神的な痛みだったら尚更だ。

だからやりたくないをやらないようにするパワーを使うためにも、何をやらないか?やりたくないことは何か?を明確にしよう。


それに何をやらないか?は、何をやるか?並に、もしくはそれ以上に自己ブランディングにもなるからね。


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