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「雑食系のススメ」


最近はあまり聞かなくなったけど新語流行語大賞にノミネートされたくらい流行った肉食系・草食系という言葉がある。

これは、積極的でガツガツしている性格、消極的でナヨナヨしている性格を判断して区別するものだ。

そこから派生したものでロールキャベツ男子、アスパラベーコン巻き系男子という言葉なんかもあるけど表現が微妙で俺はあまり好きじゃない。

もともとは、恋愛に対しての振る舞い方のことを言うらしいけど今では性格全般のことを指して使っている人は多いんじゃないかな。

(俺は恋愛に対してだけとは知らなかった。俺が言う肉食系・草食系は性格全般のことを指していると思ってね。)

俺は昔からそんな肉食系、草食系という言葉を聞くたびに雑食系は?と思っていた。



戦ってどっちが強いか?と言われたら肉食系のほうが強いかもしれない。

だから、力が欲しかったら肉を積極的に食べて肉食系になればいい。

どっちが健康か?と言われたら草食系かもしれない。

だから、長生きしたかったら野菜を積極的に食べて草食系になればいい。

だけど、どっちが生き残るか?と言われたら絶対に雑食系だ。

なぜなら、肉食系は肉・草食系は草が食べれなかったら死ぬのに対して、

雑食系は何でも食べることができるから食に困ることはない。


結局、肉食系も草食系も多様性がないんだ。

歴史をみればわかるけど、多様性がないやつは生き残ることはできない。

多様性があるということはつまり、変化できるということだ。

社会全体がどんな流れになっても、それに対応して変化できるということだ。


ダーウィンが、

「最も強い者が生き残るのではなく、最も賢い者が生き延びるのでもない。唯一生き残ることが出来るのは、変化できる者である。」

と言ったように変化できないと生き残れないんだ。

だから、少しでも変化に対応できて生き残れるようになるには、何でも食べれる雑食系になることだ。

何回も書いたことがあるけど、俺みたいな凡人がなにか結果を出すにはまず第一に打席に立ち続けることだ。

打率は悪くても打席に立ち続けることができればいつか当たるからね。

そこに賭けるしかないんだ。

そして、打席に立てる条件と言ったら「生きていること」くらいだ。

そこに、「強さ」や「賢さ」なんて条件はない。

つまり、生きてさえいれば打席に立てるんだから致命傷を喰らわないように生き残るにはどうするか?を考えるべきだ。


だから肉だけじゃダメ、野菜だけじゃダメなんだ。

雑食系になり何でも食べれるようになっておかないと多様性がない人間になってしまう。

勘違いしてほしくないから一応書いておくけど、バランスよく食べるということではない。

何でも食べれるようになれと言っているんだ。

何でも食べれるということは、何でも受け入れられるということなんだから当然多様性がある。

俺みたいな凡人が何か結果を出すには、致命傷を喰らわないためにはそこを目指すべきなんだ。


散々「食」のことを書いたけど、なにも「食」だけのことではない。

人でも同じことが言える。

自分の価値観に合う人間とだけ付き合うことは悪いことじゃないし、ストレスがないならそれが一番良いかもしれない。

だけど、価値観が合わない人間を攻撃するような多様性がないことをしていたら生き残ることはできない。

価値観が合わなかったら無理に付き合う必要はないけど、

あぁこういう奴もいるんだな。くらいに思ってなるべく受け入れるようにするんだ。

そうなるためには雑食系になることをオススメする。

今すぐには難しいことかもしれないけど、普段から雑食を意識すれば多様性は出てくるはず。


何でも食え。

雑食系になれ。



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