「正確に予測なんてできないから。」
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これからの人生をより良く生きるには「多様性を持つこと」は必須。
なぜ多様性が大切なのかを知りたかったら読んでみて!
では、本題。
ダニエル・ギルバート著・「明日の幸せを科学する」を読んだ。
ハーバード大学で心理学を教えている教師が書いたこの本は、唯一人間だけができる能力「想像」について詳しく知ることができる。
そして「想像」について知ることで、
「こうなったら幸せだろうな」と想像していたのに、実現してみるとそうでもなかったり。
「これが一番良い!」と選択したのに後悔したり。
といったような、誰もが一度は経験したことがある、そして何度も何度も繰り返してしまう「未来の読み間違え」はなぜ起こるのか?を知れる。
脳は、過去と現在を足して未来を作り出す。
ただ、その想像した未来は欠けているものがたくさんある。
たとえば、5Gになり動画の時代になるとよく聞くけどこれだってただの想像だ。
つまり、これからはもっと動画が見やすくなり、もっと動画をアップロードしやすくなり、もっと身近になるという想像だ。
正直、ここの部分だけならかなり正確かもしれない。
だけど、正確なのはここだけだ。
動画の時代になってさらに生じる影響までは、まったく想像できていないんだよね。
でも「いやそんなこと無い。しっかり想像できている」と思うでしょ。
じゃあなんで自分が想像できているかというと、欠けている部分を脳が穴埋めしたからだ。
それも自分に許可を求めず勝手に。
そして自分が気がつくことができないほど瞬時にね。
実は想像している未来とは、そんなテキトーな穴埋めで作られているんだ。
だから未来を読み間違えてしまうんだ。
「欠けている部分」や「〇〇でないもの」を考えることが超重要なのに、脳が瞬時に勝手に穴埋めを作業を行うせいで、
何が欠けているか?〇〇ではないものは何か?を考えられないんだ。
さらに人間の脳は未来に対して、
挫折や失敗をするといったネガティブなものより、達成や成功するといったポジティブなものを思い浮かべる傾向がある。
5Gだってそうでしょ。
「5G!」「動画の時代!」と未来を想像している人は、自分にとって都合の良いポジティブ要素ばかりを想像している。
さらにさらにそれだけじゃない。笑
研究により、人間は未来について考えるのが気持ち良すぎて、現実にそこへ行きつくより、それについてただ考えるほうを好むことさえあるとわかった。
つまり「5G!」「動画の時代!」と一生想像しているだけの人間がいるってこと。
行動しないで夢ばかりを語って気持ち良くなっているだけのヤツは多いけど、人間の脳の特徴だったんだよね。
まとめると、
・どうしたって正確に未来を予測することはできない
・ポジティブ要素ばかりを考えがち
・行動より想像を好む
これが人間の脳の特徴だ。
だったら、
・モノゴトに期待しない、予測が外れても落ち込まない
・最悪を出来る限り考える
・とにかく行動
これが超大切だとわかるよね。
この3つを理解して、「今」をしっかり生きましょう!