2021年を5冊と振り返る
2021年は29冊の本と共に過ごしました。
一部の本を取り上げ読んだ背景にどんな考えや経験があったのかをつらつらと書いていけたらいいと思いますのでお付き合いくだせぇ。
※上半期に書いた本は省くので興味のある方はこちらもぜひ!
1|多様性の科学
この本は6月くらいにサマーインターンをボチボチ考えるか~となったときに、「多様性のある環境で働きたいな」と漠然と考えていたのですが、「そもそも多様性って何?」「多様性って何ために必要なの?」「肌の色が違うこと?、性別が違うこと?、国籍が違うこと?」などと自分の中で何のための多様性なのかということを考えるようになりました。
そんな時に読んだのが「多様性の科学」という本になります。
本書を読んで多様性が何のためにあり、自分は多様性を得るために何ができるのかということを学べました。
同様の悩みがある方や組織をまとめるマネジメントをやられている方にお勧めです。
2|成功はゴミ箱の中に
この本はゼミでご一緒させていただいた先輩が、キャリアを考える上で参考にした1冊にあげており、自分も就職活動というキャリアの分岐点に立っている身として読みました。
本書はマクドナルド創業者が成功を掴むまでを描いた自伝になっています。
「細部まで注意を払う」や「スパイはいらない」、「競合から逃げるな」などなど分厚いですがビジネスの世界で身を立てるにあたり非常に勉強になることが書かれています。
その1つであるレイクロックの座右の銘「未熟でいるうちは成長出来る。成熟したとたんに腐敗が始まる」は、当時悩んでいた自分に超刺さりました。
興味がある方はレイクロックの映画「ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ」から観るのもいいかもしれません👍
PS.巻末にある柳井さんや孫さんはレイクロック好きというより藤田田好き
3|ソーシャルファイナンス革命
大学2年生のころから抱いていた疑問について理解を深めたいと思っていました。そんな時に慎泰俊さんのマイクロファイナンスを知り、本書を手に取りました。
この本はソーシャルファイナンスを語る前にしっかり従来のファイナンスがどうやって誕生し、現在どういう形になったのかとわかりやすく、順を追って説明してくれます。
また後半からは、現代のソーシャルファイナンスがどうやって成長し、どのような課題をはらんでいるのかについて、具体例を複数挙げわかりやすく説明してくれています。
BOPビジネスに興味がある方はもちろん、「お金」について学びたい方におすすめです。
4|2020年6月30日にまたここで会おう 瀧本哲史伝説の東大講義
この本は「僕は君たちに武器を配りたい」で有名な瀧本哲史が実際に東大で行った講演を読みやすいように文庫化した本になります。
この本を選んだのは瀧本哲史が学生に向けて話したことを知りたかったからです。
読んでみると「考えること」の重要性や「交渉術」、瀧本さんの「人生観」など短い文なのに非常に勉強になることがたくさん詰まっていました。
特に私が心がけようと感じたのは「考えない猿・物言う道具にならない」です。つまり「誰かがこういっているから」、「常識がこうだから」ではなく、「なぜこう言っているのか」「最適な選択肢になっているのか」などなど考えて行動しろということです。
この本は学生はもちろん社会人の方でも一度読むべきだと思います。
5|考える技術・書く技術―問題解決力を伸ばすピラミッド原則
この本はフルリモートでインターンをするにあたって、私だけコミュニケーションコストが無駄にかかっているなと感じて読んだ1冊になります。
本書はコンサルタントの新入社員が教科書として扱うほど有名な本です。また一方で難解な本としても有名で私も理解できる範囲で四苦八苦しながら読了しました。
ちなみに私のコミュニケーションコスト定義を抑えておくと、私が提出した報告書に「ここどういうことですか」「ここの意図を教えてください」などの書いておけば省けた作業のことを指します。
本書ではピラミッドストラクチャー形式に考えて書くことで伝えやすい文章を作れると説き、複数の具体例を用いて理解を深めることができます。
この本は「伝える」という悩みを抱えている方におすすめです。
また更新します。