すべて忘れてしまうから/2023
12月。
もう2023年が終わろうとしている。
いつもお世話になっているYear compassで今年をゆっくりと振り返りつつ、来年の歩み方を考えていた最近でした。
私的にはそんなに変化のない緩やかな1年と思っていたけれど、愛犬が亡くなったり、新しい場所で働いてみたり、デザインスクールで勉強したり、そのほかにも。
意外とたくさんの変化の瞬間の波に乗っていたみたい。
一方で、周りの環境の変化も著しい年。
変わっていく渦中に自分もいる。そんな瞬間をたくさん感じてきた。
変化していくことをたくさん肌で感じてきた分、
「自分はどうする?」
「何をどう、選択していけばいいのか」
みたいなものを考える機会は多かったし、世の中の声に揺らぎやすい自分にも気付いてた。
私よ、考えやすいと体調が良くなくなるので、ほどほどにね。
これまでは、無理を自分に強いてもなんとか自分の身体はついていけてたのだけど、今年は、ガラッと変わって身体の調子にしっかりと出やすくなった。騙しだまし生きていても、きっと長くは持たない。無理はしないというのも大事にしていきたいことです。
*
もしあのとき
この判断をとっていたら。
違う道を選んでいたら。
そんなことをよく考える年でもあったのだけど。
わたしはどんなに社会的に優位な方向を取っていたとしても、それらが明らかに合理的なものであっても。
結局私自身が自分に対して味方ではいられないなと思ってしまうものばかりなんだよな。
確かに正論!でもそんな正しさがみんなに通用するわけではないのよ。
私はやわらかく生きていたい人だから、自分自身が味方であれるように
豊かな経験ができるようなものを選んでいくし
それがたとえダメだったとしても、その過程に意味があると知っているので、大丈夫。
今年を振り返ってみて、自分が大事にしてきた言葉は
「それで、いい。」というもの。
自分の状態を俯瞰しすぎてしまう自分に
私は私で大丈夫、とたち帰れるような言葉。
ヨシタケシンスケさんの「メメンとモリ」という本を読んでから胸に刻んでいるものです。
いろんな状況でいろんな声を聞きすぎてしまうと、自分のいる場所がわからなくなってきてしまう。
自分が自分でいることに不安を覚えてきてしまう。
そんな時におまじないみたいにかけてあげる言葉たちです。
どんな時にだって自分が一番自分の近くにいるのだから、
自分で自分を攻撃しないように。一番信じてあげられるように。
そして最後に。
2023年は、もう終わってしまうけれど、振り返る時間って「私1年間生きてきたんだな〜」としみじみ感じられる時間なので、結構好きです。よく頑張ったぞ。
終わる年の背中を見ながら、手を振って、次の年に備えます。
みなさま、お疲れ様でした。ありがとう。