とまりぎコラム vol.1:長田に関わる行政女子が、お泊まり会をするワケ。
こんにちは!
2024年度のチャレンジとして、下町ゲストハウス とまりぎの宿泊者さんや、BarSAKAZUKIのお客さんへのインタビューコラムをはじめてみることにしました♪
記念すべき第1回目は、2023年10月からほぼ毎月お泊まり女子会をしてくれている長田区にまつわる仕事をしている、神戸市女性職員3名がゲスト。
お仕事でも関わっているのにも関わらず、どうしてお泊まり会をするのか、気になっていた理由をざっくばらんに聞いてみました!
① まずは、3人の自己紹介から。
早速、3人のことを紹介します!
早速、3人の話にすすみましょう◎
② 長田区に携わる者として、とまりぎ&サカヅキをどう見ていたのか。
オーナー 舞:以下 舞)ズバリ聞いたみたいことを、まず聞いてみていいですか?
3人)はい!
Q:お仕事で長田のまちづくりに携わっている皆さんが、とまりぎ&サカヅキという存在をどう見て・考えているのかを教えてください!
レミパン)実は、ずっと長田にゲストハウスが欲しい!という話をしていたんですよね。いろんなところで「ゲストハウスやりましょう」って、ささやいていきましょう!という話までしていたくらいで。
舞ちゃんたちがやってくれると知って、私はめっちゃ嬉しかったんです!
この町にいろんな角度(災害復興・移住促進など)から視察に来るんですが、その度にサカヅキを案内していて。
というのも、サカヅキに行けば、地元の様々な人に一同に会えるし、長田の良さをすぐにわかってもらえるので。そんな場所がさらにゲストハウスもやるよ!というなら、行くしかないし、魅力しかないでしょ!
舞)町を作る人たちに、そんな風に言ってもらえて・使ってもらえて、私たちも嬉しい!
③ 実際に泊まってみて、どうだったのか。
舞)早速、2つ目の質問が思い浮かんだので、聞いちゃいますね。
Q:とまりぎに泊まったからこそ感じられたことや発見って、ありましたか?
づっきー)あるある!日中は仕事で長田にいるけれど、夜の銭湯と朝の喫茶店の体験はしたことがなかったので、よい文化が生活圏にあることの良さを実感した。
しかも、銭湯は徒歩圏内にいくつもあるから、その日の気分で銭湯を選ぶことができる。変えられる。この人に会いたいから、これをしたいから、この銭湯に行きたい!というように。さらに、ここに泊まると銭湯に入って10分後にはもう布団に入れるのは、本当に幸せ〜〜。
あと、実際に移住するのはハードルが高いけれど、こういう場所があると、住む擬似体験ができるのも良い。銭湯も、朝の喫茶店も、泊まらないと良さがわからないよなぁと。
づっきー)あと、近い距離感で子どもと触れ合える場所もなかなかない。子どもが身近にいない人は、実にアンビリーバブルな体験ができちゃう(笑)行政側的には、まだ親ではないけど子育ての施策を考える部署の人や、女の子だけじゃなくて、若い男の子とかにも来てほしいなぁ。
親になる前の我々にもだけど、普通は…が覆るので、現役の親も多くの発見があると思うな。
レミパン)本当に、子育て中の人は来た方がいいなと私も思う。とまりぎ&サカヅキに来ると舞ちゃんの子どもたちがいて関われるので。私も関わる中で、子どもの可愛さを知り、子どもが欲しくなりました。少子化対策にも貢献してる!
あとは、個人商店がとても多い地域なのもいい。かといってチェーン店(2号線がこえたらマックもある)がないわけではないのもいい。お泊まりの日には「今日はとまりぎに泊まるんだよ!」と、周りの人にドヤ顔で言ってから来るくらい、お気に入り◎
みーちゃん)私は、今日初めて泊まるのをめっちゃ楽しみにしてました!普段見れない、長田の夜も朝も知れるし、嬉しくて。
普段の仕事の中で町の人と話をしていても昼以外の様子がわからないこともあり、理解しづらいことも多いので、これで知ることができるなと思っていて。
あと、私自身、子どもが欲しいなと思っているので、今日子どもたちと関わるのもとても楽しみ!今の社会では核家族化が進んでるので、おじいちゃんおばあちゃんと関わったり、近所の人と関わったりする経験が減っていますよね。幼い頃から祖父母や近所の人と関わってこなかった人は、そもそも関わり方がわからないんだと感じています。でも、ここに泊まることで普段できない地域の人との関わりが体験できるのはとても素晴らしいことだと思います!
舞)そういってもらえて、本当にオープンしてよかったなと思えました。ここまでの道のりは、とても長かったので。途中、何度挫けそうになったことか…。
風のように動く私が、まさか自分の場所を持つとは思ってなかったけれど、2022年の年末に「ゲストハウスやらない?」と言われて、そんな時に隣の家が空くことを知って。あぁ、このタイミングか、と腹をくくりました。
でも、初めは夫はそんなに乗り気ではなくて… というのも、この町に誰が来るの?という感じだったから。でも、それを「絶対来る!」と根拠のない自信で押し切り、スタートを決めて。でも、全くやってことのないことだから、一人で大騒ぎで…(笑)
そんな状態の私に、たくさんの人が手を差し伸べてくれました。図面を書ける人や消防設備屋さんを紹介してもらって。さらに、住民説明会では、こんな言葉ももらいました。「昔はな、ここは子どもたちが走り回っていたんだよ。だからその風景を戻してくれるこの活動、応援するよ!」と。たくさんの人に応援されて、支えられて無事に2023年8月15日に証書をGETすることができました!終戦記念日という日付を見て、ここから・下町から平和活動をするのが池田家の役割だと確信しました。
周りの家に住むおばちゃんたちも、知らない子がとまりぎの前の路地で遊んでいると「どっから来たの?」と声をかけてくれるし、近所の喫茶店でもよく「とまりぎのお客さんが来てくれてありがたいよ!」と声をかけてもらえるようになって。大好きな町の人たちと、もう少し深く関われている感じがして嬉しい!
そんな大好きな場所だからこそ、多くの人に出逢ってもらいたいし、一回来た人にはいつでも「ただいま!」って帰ってきてほしいなと。
④ とまりぎ&サカヅキの今後について。
Q:これからのとまりぎ&サカヅキに期待することはありますか?
づっきー)なんやろ!もうすでに十二分なのですが…むずかしいな!(笑)
あえて言うと、「生活の発信」と「敷居の低さ」かな。もうやってはるのですが、まだまだ先を見てみたい。生活そのものもが面白いし、こんな生活が今の世の中で送れるのか!というのを体感してわかると、人生がもっと楽しめる気がするんですよね。
後は、とまりぎ宿泊もサカヅキもなかなかニッチな人しか行きずらい(誘いづらい)というのはあって。それを超えてもらいたくて、みんなを誘って月1女子会をしてるんですけどね。本当に多くの人に、この生活の豊かさを知ってほしいので、とにかく広がれーーーー!と思っています◎
みーちゃん)神戸や神戸近郊で子育てしている家族が、ふらーっと気軽に立ち寄れる場所なってほしいなと思います。 それが神戸以外の人にも広まって、こんな良いとこあるんや!神戸、長田ってええなー!と思ってもらえたら嬉しいです。
レミパン)期待しちゃいたいことはいっぱいあるんですけどね。あえて言いますが、周りの期待なんてほっといてもいいんですよ!まずは池田家の皆さんが楽しみながら暮らして、そこに直接関わる人たちも楽しめるようにして...というサイクルの先に、目指している世界平和があるんだと思います。あれもこれもとやって苦しくなってしまうと長続きしないと思うので、楽しんで続けてくれたらそれだけで嬉しいです!
舞)なんて嬉しいコメントたちなのでしょう。持続可能な形で動き続けながら、ご縁を大切にしながら、私たちのペースで運営していこうと思います!
今日は、お泊まり会の日にお邪魔しました!
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⑤ 編集後記
ゲストのバックグラウンドや今の状況によって、感想や着眼点が異なる町なので、こうやってその人のフィールターを通して見てもらった私たちを「言葉」にしてもらうことの価値を感じました。
今後出逢うゲストさんそれぞれのフィルターでのコメントを書き残しておくのは、私たちの生きた証にもなるなぁと。宝物だな。
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