袋小路はそういえば、私の人生逆転パターンだった
5年前に書いたFacebookの文章が「今日のこの日」にあがってきた。
息子とらはそのころ、病気がちだった。
今はほとんど風邪もひかず元気いっぱい。そして、このとき「詰んだ」おかげで朝活松竹梅とか週末朝活とかME TIMEの提案といったように、朝活や時間管理を杓子定規にとらえずに柔軟に実践する方法を提案できた。
必要は発明の母。この辛さがあったから今がある。
「詰んだ」と思ったら、今が自分の経験から工夫して唯一無二を生み出せるチャンスです。
以下、過去のFacebook投稿をシェアします。
3日ないと絶対にできない!と思い込んでいた仕事が1日でできた。
そこから、私の袋小路からでられない日々に道筋が、おぼろげながらだけど、みえてきた。
とらちゃん(息子1歳5ヶ月)の体調が5月からすぐれず、保育園に1週間続けていけた日がない(泣)。さすがにこんなに風邪が長いのは変かも、と思い病院を変えて受診するも、保育園に通っているからそんなものらしい。そんななかヘルパンギーナになり急激に熱が上がったせいか、熱性けいれんを起こし、保育園から救急車へ。
保育園から救急車に運ばれたため、今まで通り保育園で預かってもらうことが難しくなった。心配で脳波も検査したが、今のところ問題なし。いくら脳波に問題ないとはいえ、熱性けいれん持ちの子どもには保育園も慎重にならざるを得ないようで、毎日1時間おきくらいに体温を測り、その都度連絡がくる。
痙攣予防薬のダイアップを入れた後は1週間の間、37度でもう「お熱ですよ」のお電話が。37.5度を超えると強制的にお迎えに行く必要あり。(今までは37.5度前後でも、たまたまかもしれない、というときは様子をみてくれていた)
こまめに様子をみてくれるのは助かるのだけど、毎日保育園からの電話がなりどきっとして仕事が中断、ということが続き。笑っちゃうくらい仕事がまわらない…。(あまりに仕事が回らないし、私が動揺するので夫に電話してもらうことになった)。37度なんて、赤ちゃんの平熱だし、真夏のこの時期、当たり前に上がるんですが…。
とらの体調がもちろん最優先、というのは分かっていても、本来すべきことが全く進まないというモヤモヤも募る…。詰んだ。ここから一体どうやって私は仕事を続けていけばいいのか。両親は静岡と福島。近所に頼れる友人もいない。近所づきあいもない。幸い夫の職場は子育てにやさしい環境ではあるけれど、夫ばかりを頼っているわけにもいかない。けいれんがあるのでベビーシッター、病児保育にも制限がかかるかも?
正直2週間ほど気分も落ち込み、普段できない吹き出物も増え、不安ばかりが募る毎日だった。
毎日「どうか、今日はお熱があがりませんように」と祈るように保育園に向かう。でも、その期待むなしくまたとらが毎週お熱に。今度は気管支炎だ。今日は夫に見てもらうけど、明日は私が見る必要がある。
火事場のバカ力とはよくいったものだ。切羽詰まった状況で、普段なら3日かかる仕事があったのだけど、1日でできた。
そのときから、何か、ふっとラクになった瞬間が現れた。
時間管理のプロとして、この詰んだ状況は、むしろノウハウをためるのに最適ではないか!
現に、いままで3日ないと絶対無理!と思った仕事が1日でできたってすごくない?
なんかよくわからないけど、じわじわと高揚感が押し寄せてきた。
この2ヶ月、切羽詰まったらわかるリアルな気持ち、感情を味わって乗り越えるプロセスまでわかった。思えば、これぞ池田千恵の真骨頂ではないか。
過去、大逆転するまえにかならず、わー、これ無理、詰んだっていう出来事があった。
●大学受験に二度失敗したときもあったよね
●20代で窓際社員になったこともあったよね
●先行き見えないまま、安定した会社を辞めちゃったときもあったよね
いつだって、「もうこれはやばいかもしれない」「人生終わったかもしれない」と思った時、道が開けた。あ、今、このパターンじゃん、と思ったら、むしろ、これはブレイクスルーのタイミングだ!と思えてきた。
この気持ちを味わえたからこその仕事のアイディアも生まれた。あとはつきすすむのみ!
きっとこれからもいろいろあるけど、
とらちゃんは生きてるし!
かわいいし!
ああ、私大丈夫、とらちゃんも大丈夫、池田家も大丈夫、なんとかなるわあ、って、自分に言い聞かせるわけじゃなく心から思えた。二週間前は言い聞かせて不安を打ち消していたんだけどね。
ということで、池田千恵復活しました!
転んでも ただでは起きない 池田千恵