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【日記】学ぶって、人生のオリジナルスープ作りみたいだと思った話
こんにちは。日常となってきたお家時間、マンネリ化してきていませんか?
新しいことを始める機会がぐっと増えた一方、キャッチーでおもしろコンテンツが溢れている昨今。何から始めようかな、と思っている人も多いと思います。
そんな中、私が最近心を奪われているコンテンツは西洋絵画です。
西洋絵画と聞くと、なんだか崇高なイメージを持たれるかもしれませんが、知識0から始めた私でも面白い!と思えて現在進行形で学んでいます。
ミーハー心で独学のため専門知識はありませんし、作品を解説なんてことはできませんが、初心者の私でも興味をもてた経緯を書いていこうと思います。
西洋絵画に興味をもち始めた小説との出会い
ズバリ、「原田マハ」さんの小説です。大学生の時に初めて「楽園のカンバス」を読み、当時時間を忘れて読み込んだことを覚えています。
ルソーという画家を題材とした小説です。ルソーのことも、作品も知りませんでしが、今思うとこの小説が絵画に興味を持ったきっかけだったと思います。
美術館に足を運ぶようになったのもその後だったかな。
大学生の時に、モナリザがルーブルから日本にやってきたり、美術に詳しくない大学生でも知っている有名絵画が日本で企画されることがあり、ミーハー心で何度か美術館に通っていました。
大学の卒業旅行はヨーロッパを選んだので、フランス、イタリア、スペインの美術館に行きました。(海外旅行ってなぜか美術館行きがち、日本の常設展には行かないのに)
ただ、その時は有名だよ〜と旅行ガイドブックやネット情報に出ていた絵画をまるで宝探しゲームみたいに探して写真をとって終了でした。
絵画の見方というものがあることする知らなかった大学生でした。
西洋美術史家・木村泰司さんの本に出会う
またまた本ですが……12月に引っ越しをした関係で職場までの通勤時間が2時間を要するという窮地に立たされ(今まで20分だったので2時間は私的に衝撃)図書館で大量に本を借りるようになりました。
1ミリでも興味を持ったら本を借りていて、その中で手にとった本が木村泰司さんの「名画の言い分」でした。
今までの旅行で見たことある!という絵画が載っていて興味を持って読み進めることができました。
西洋絵画といっても時代によって変わっていて、その時の流行の作風や政治的云々、地域によって求めらることが違ったり……
当時の画家もマーケティングしながら(しない人もいるけど)職業として描いていたんだなということがわかりました。
また、アトリビュートというものも知り、へーっ!連続でした。
アトリビュート(英: attribute)は、西洋美術において伝説上・歴史上の人物または神話上の神と関連付けられた持ち物。 その物の持ち主を特定する役割を果たす。 持物(じもつ・じぶつ)ともいう。 正義の女神を例にとると、手に持った秤と剣、それに目隠しである。 参照:Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/アトリビュート
その時代の歴史的背景も紹介されていて、学校で習う世界史よりもぐっと理解でき、こうやって教えてほしかったなとと感じました。
山田五郎さんのYOUTUBE/オトナの教養講座は画家に親近感を持たせてくれる
最近一番アップされるのを心待ちにしているYOUTUBE動画が、「山田五郎 オトナの教養講座」です。
誰もが見たことがある、有名絵画のよく見るとおかしくない?な部分を丁寧におもしろおかしく解説してくれています。ワダさん(ADさん?)とのやりとりもとっても面白いです。
日本人は印象派が好き。モネとかセンザンヌとか。らしいのですが、絵の見方がわかると印象派以前の絵画にもぐっと興味を持って見ることができます。
ゴッホってひまわりとか糸杉の絵とか可愛らしい絵の人だと思っていたのですが、人物的にはかなりヤバめな人だったんだとか(耳きり事件)、ミケランジェロは相当な社畜だなぁとか、歴史の人だけど山田五郎さんが語るとなんだか、現代を生きている人にも通ずるところがあるんじゃないかな、と思ったりもしました。
派生して興味が湧いたこと、やっぱり歴史
絵画のことを知っていく上で歴史をわかっていたら面白さも倍増しそうとだ思い、最近はPodcastで「歴史を面白く学ぶコテンラジオ」を家事の合間に聞いています。
内容は熱いのにフラットにわかりやすく歴史を教えてくれます。
学校の教科書だけで学ぶ歴史はどうしても起きたことのスポット的な話になってしまうから覚えられないし、面白いってなかなか感じづらいですよね。
ですが、コテンラジオさんは、歴史をストーリーとして語ってくれるのですんなり内容が入ってくるし、マニアだからこそのサブ情報満載でやはりこちらもへーっ!がたくさんあります。
絵画、歴史、ときたので、次は同じ時代の音楽も調べてみると楽しいかなぁなんて考えています。
学ぶって繋がるから面白い
学生の頃は点で学ぶことが多かったからか、勉強したはずのほとんどのことを忘れてしまっている気がします。割と真面目に講義を受けていたけど、テストだったり成績のため、という比重が多いからですが……
幼い頃、祖父が難しそうな歴史書をいつも読んでいて不思議に思っていましたが、今なら少しだけ学ぶことの面白さがわかる気がします。
今年の初めに立てた目標に、「興味があることに素直になる」と書きました。
ちょっと気になっていたことを、深々と掘り下げてみると予想もしていなかった発見に繋がりました。
大学生の頃からふつふつと絵画への興味を熱し続けて7年。ついに沸騰しました。沸騰したお湯に、歴史とか音楽とかいろんなものを投入して自分だけのオリジナルスープを作るって楽しいな、と素直に思う今日この頃です。