Photo by ferdinand_ja_jp メモ・フローラ~花々の自由のために(7) 4 いかる啼く/穂積一平 2024年10月31日 06:00 秋。おみなえしこゝろをうつす忘れ水ねねとまつ木槿垣根に消えし声あけがたの黒きミルクや月下香秋薔薇の香に赤き血のりの夜の雨※忘れ水。野中などを人に知られずに絶え絶えに流れている水。※北政所ねね(高台院)と前田利家室おまつ(芳春院)はいつも隣どおし。清州城下の両家の境には木槿の垣根があった、とか。司馬遼太郎「新史太閤記」。※あけがたの黒いミルク僕らはそれを夕方に飲む/僕らはそれを昼に朝に飲む僕らはそれを夜中に飲む パウル・ツェラン「死のフーガ」※薔薇は哲学者カントの花だとか。カントの都市ケーニヒスベルクいつのまにかロシア領カリーニングラード。 ダウンロード copy いいなと思ったら応援しよう! チップで応援する #詩 #創作 #短歌 #俳句 #木槿 #女郎花 #秋薔薇 #月下香 4