ただのおばバカのお話。
うちの姪っ子②は天才かもしれない。
と思ったのは、昨年末。
新コロ🦠の影響を考慮して、お泊まりはおろか、遊びにも来られていなかった姪っ子シスターズが、いつ以来か忘れてしまうくらい久しぶりに、シスターズだけで我が家(シスターズからすると、祖父母宅)にお泊まりに来たときのことです。
頻繁に遊びやお泊まりに来ていた頃にはまだ小さかった彼女たちも、いまやお年頃。
姪①は小学2年、姪②は年長さんです。
少々話は遠まわりしますが…
わたしの夫(シスターズからすると、叔父)は、咀嚼・嚥下にも障害の影響が強くあって、一人前の栄養を経口摂取だけで賄おうとすると、たぶん一日中ごはんを食べていても間に合わないんですね。
それは夫いわく
「想像しただけでも地獄…」
なので、そんな状況を回避し、効率的に体内に栄養を補給するために、鼻から胃までチューブを入れています。
いわゆる【経鼻経管栄養】というものです。
夫はこれを、幼児さんの頃から続けているので、本人は痛くもかゆくもないらしいです。
しかも、通り道がちゃんとあるらしく、入りにくいときには挿入する人に
「ちょっと抜いて」
「ちょっと回して」
と指示を出しながら、喉をごくごくいわせたり、おなかをぽこぽこさせたりして、通り道に誘導して、無事に胃に到達させます。
すごい芸。
す芸。
そのチューブを交換するとき、特に挿入しているところを見て、最初の頃わたしはちょっとだけ「おぇっ」となっていました😅
本人は涼しい顔してるのに…
姪①は、叔父(夫)の装備や障害そのものについて、昔からあまり質問することはなく、
「うちのおじちゃんこれが普通だけどね」
みたいな感じで、その姿を自然と受け入れている模様です。
その感じはとても素敵だな😊と、いつも思います。
姪②も、基本的にその姿勢ではあるのですが、装備などには興味津々でして。
たとえば、夫は時々、口の中の痰を吸引するのですが、その様子を至近距離で見ながら、
姪②「かんなちゃん、おじちゃん何してるの?」
わたし「つばごっくんできないから吸ってるんだよー」
姪②「ごっくんできないの?」
わたし「そうだよー」
姪②「ふーん」
と言いながら、吸引瓶に溜まる痰をじーっと眺めるのがお約束です。
3回に1回くらいは「うわ、きったねー!」と言います笑
じゃあなぜ見るのだ…笑
でも、吸引の始まりと終わりには吸引器の電源スイッチをオンオフしてくれたり、わたしが困っているとき(物が取れないとか、蓋が開かないとか)には、文字どおり飛んできて助けてくれる、とても気が利く優しい子です。
その興味が、今度は夫の鼻のチューブにも向きました。
栄養剤が流れるチューブを見て、
姪②「かんなちゃん、これ何入ってるのー?」
わたし「おじちゃんのごはんだよー」
姪②「鼻からどこにつながってるのー?」
わたし「おなかだよー」
すると、姪②はこう言ったのです。
「えー、鼻とつながってるのは耳じゃない?」
え、姪②天才?!∑( °口° )
これが言いたくて、ここまで引っ張って書きました!笑
だって、6歳当時のわたしにはこの発想はなかった。
いやそれはわたしの頭の出来がちょっとアレなだけかもしれないのですが。
子どもの発想とか意見とかにハッとさせられること、けっこう多いなぁ…と思うのです。
いろんなことが不思議なお年頃。
不思議に思うことを素直に聞けるこころが眩い
わたしがそれくらいの頃は、たとえ不思議に思うことがあっても、それを聞ける人がまわりにいなかったし(病院生活だったので)、そもそもいろんなことに「なんでだろう?」と思うことがなかったというか、好奇心のない根暗な子どもだったというか…
それが今日のスッカスカなわたしを作ったかもしれないことを考えると、実りのある人間になるためには、好奇心ってほんとに大切だな…と、しみじみ思います🙄
そして、いまや聞かれる大人の側になったわたし。
聞かれたことには可能な限り答えられる知識や心構えがなければいけない…
少しでも子どもたちの知育に貢献しなきゃ…と、無駄にドキドキする立場になりました。
さぁどんと来い子どもたち!
なんでも教えてあげよう!!
…という気持ちはあるものの…
姪甥「これさーなんでさー〇〇なのー?」
わたし「〇〇だからだよー」
姪甥「じゃあさーなんでさー△△なのー?」
わたし「△△だからだと思うよー」
姪甥「でもさーじゃあさー□□はー?」
…エンドレスループ😵💫
最終的には
「なんでだろうねー😅」
「おじちゃんに聞いてみ?」
と夫に丸投げする自分…
浅はか。責任大放棄。
あれは試されてるな…笑
◆
そんな天才?!な姪②も、4月からは小学生になります🎒✨
先日、幼稚園の卒園式があり、パパ(夫の兄)が撮ったビデオを見せてもらいました。
入園準備を手伝ったり、真新しい制服を着て満面の笑みの姪②を写真に収めたりしたのがついこの前のことのようなのに、ビデオに映る姪②はしっかり前を向き、お名前を呼ばれたらよいお返事をし、お友達と声を合わせて歌をうたっている。
もともと涙腺がゆるゆるなわたしですが、このビデオで決壊しました。
姪②の担任の先生の号泣にもつられた…😭
小学生になっても、悲しい思いをしたり、傷ついたりすることなく、ずっと笑顔で楽しく過ごしてほしいと願わずにはいられません。
でも、悲しい思いや深い傷つきを経験せずには生きられないのが現実…
そんなとき、わたしたちの存在が、微力ながら姪っ子シスターズ&甥っ子のよりどころになれたらいいなと思います。
↑このようにね♡笑
今回のヘッダー画像は、姪②が我が家で黒板(夫が子どもたちのために買ったもの。クールな顔して夫もおじバカなの♡笑)に描いた、わたしの似顔絵。
似顔絵の上に添えられた
「だいすきだよ」
のメッセージに胸がきゅんきゅんします。
いつまで「だいすきだよ」って言ってくれるかなー🥹💕