台湾のライブコマースを徹底解説！インフルエンサー×ライブ配信で売上を最大化

目次
1. ライブコマースの影響力
2. Facebook、Instagram投稿形態ごとの平均エンゲージメント率
3. インフルエンサーライブコマースのプロセスと戦略
4. ライブコマースの実例紹介
5. おわりに

日本ではまだあまり馴染みがないかも知れませんが、近年新しいインフルエンサーマーケティングの手法として「ライブコマース」に注目が集まっています！
ライブコマースはSNSのライブ配信に商品の紹介と販売を組み合わせた手法のことです。視聴者とのリアルタイムなやりとりが可能でより臨場感のある紹介ができることによって、商品の購入を促進します。

今回は台湾におけるライブコマース活用時のポイントやプロセスについて徹底解説していきます！

1.ライブコマースの影響力

Coresight Researchによると世界のライブコマースの市場規模は、2021年には60億米ドルを突破し、2023年には250億米ドルに達すると推定されています。
また、2026年にはライブコマースがEコマース取引の10～20％を占め、コンバージョン率は約30%に達し、従来のEコマースの10倍になる予想で、ライブコマースの影響力はますます大きくなることが見込まれています。

台湾でも現在ライブコマースはより身近なものとなっており、その影響力は大きくなっています。ある調査によると7割以上の人がライブコマースを観たことがあると答えており、さらに約5割の人がライブ配信をきっかけに新商品の購入を検討しています。

2. Facebook、Instagram 投稿形態ごとのエンゲージメント率

KOL Radarの、Facebook、Instagramの投稿分析によるとライブ配信のエンゲージメント率は通常動画の投稿や、画像の投稿よりも高いことがわかりました。

Facebookのライブ投稿の平均エンゲージメント率は1.1％で、通常動画や画像投稿の110％となっています。

Instagramでもライブ投稿の平均エンゲージメント率は、通常動画の投稿の134％、画像投稿の132％とライブ形式の投稿のエンゲージメント率が最も高いことがわかります。

3. インフルエンサーライブコマースのプロセスと戦略

続いて実際に台湾でライブコマースを行う際の流れを解説していきます。

1. ウォーミングアップ／視聴者を集める
   ライブ配信開始後、5-10分ほどはインフルエンサーと視聴者がチャットで会話をするなどし、ウォーミングアップの時間を設けることでより多くの視聴者が集まるのを待ちます。
   合わせて抽選や特典の簡単な予告を行う事で配信の内容にも興味をもってもらいます。
   

2. キャンペーンやイベント内容の説明
   特に販売期間や販売量に重点を置き、キャンペーンやイベントの詳細について説明をします。
   インフルエンサーに割引率や割引額を強調してもらうことで、購買意欲を高めることが期待できます。
   

3. 実際に商品を使用し説明
   インフルエンサーがその場で商品を試し、紹介しながらトライアル前後の体験や感想を共有することで、商品への信頼度を強化。
   インフルエンサーの説明が公式のものと異なることのないよう、使用方法に関する案内や名称、効能、成分に関する正しい説明を提供することが重要です。
   

4. 特典と注文の流れの紹介
   インフルエンサーが商品のお得な組み合わせを紹介するとともに、割引コードやクーポンを使って商品の注文方法を実演します。
   

5. Q&AとCTA
   よくある質問や注意点を集約し、キャンペーンの内容について再度説明をしてもらいます。また今後の抽選に関する情報などを視聴者にシェアしてもらい、キャンペーンの効果をさらに高めることが可能です。

4. ライブコマースの実例紹介

5つのプロセスを踏まえ、実際のライブコマースの例と注意点を紹介します。

①企業側は、インフルエンサーがスムーズかつ完全に商品を紹介できるよう、配信前に商品の特徴、機能、見せ方などを明確に説明する必要があります。

②ライブコマースに、抽選や商品詳細などを紹介する字幕を加えることで、視聴者が簡単かつ迅速に情報を把握できるようになり、ライブコマースの効果を高めることができます。

①スクリーンや背景には、配信のテーマやブランド・商品情報を入れることで、視聴者への印象付けを強化することができます。

②インフルエンサーが同じ色の服を着て背景の色と重なってしまうなど視覚的な影響を避けるために、企業側は、背景や装飾の色、デザインを配信前に確認する必要があります。

③すべての製品をテーブルの上に並べることで、商品を一目で見ることができ、且つインフルエンサーが商品を簡単に紹介することができます。

①インフルエンサーがスマートフォンの「インカメラ」を使って生放送を行うと、画像が反転するので、フリップカードは反転させたものを作るように注意します。

②インフルエンサーがブランドの公式アカウントをタグ付けし、商品名のハッシュタグを入れることで印象を強化。

③商品に対する興味や注文意欲を高めるために、投稿の文章中に特典や抽選の内容を分かりやすく表示します。特に割引コードや商品注文ページのリンクなどの記載がある場合は、アイコンやカッコを使って強調しましょう。

5. おわりに

台湾におけるライブコマースの概要やライブコマースを使ったSNSマーケティングについてお分かりいただけましたか？
KOL Radarは、インフルエンサーの選定から交渉、契約まで全て豊富な経験を持つ専門チームがワンストップでサポート！もちろんライブ配信の活用も可能です。

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