2023年やってよかったゲーム10選
ども、1年ぶりになります
お仕事を変えてお引越しをしたりで忙しくて更新できなかったので2023年の年間のおすすめしたいゲームの紹介をしたく書き収めです
発売時期の記載がありますが、あくまでも自分が今年やったゲームという事をご留意に
クリティカルなネタバレはないにしろ、紹介のためにいくつかの情報を
書いているのでちょっと見て気になったのであれば何も考えずにウィッシュリストに入れるか買いましょう!
1.シロナガス島への帰還
2020年3月発売、異様に評判が良く値段もお手頃。さらにはボイスもついたと噂を聞き購入
時間としては大体6時間くらい..…なのだが久しぶりのビジュアルノベルで
ジェットコースターの様な展開で一日で一気にプレイしてしまった。
(今年は異様に盛り上がった気がするが)古今のタイムパフォーマンスを重視して20年以上前の全盛期と比べると、だいぶテキストアドベンチャーやビジュアルノベルの勢いが収まってきている印象がある。
本作は昔ながらのビジュアルノベルのスケールに入りながら、現代にマッチしたボリュームと濃度が味わえる傑作となっていた。色々な人がオススメするのも分かる..…
ストーリーとしては、探偵の『池田戦』として操作をし、特殊な能力をもった『出雲崎ねね子』と供に探偵業の依頼を受けた『シロナガス島』を舞台に引きおこる事件の謎を解き真相を暴いていく、という内容になる。
キャラクターがとにかく立っている。主人公の『池田戦』や助手でヒロインのポジションの『出雲崎ねね子』含め登場人物が全員個性的で印象に残り物語のポジショニングも把握できる。
個性的であるがゆえに、テキストのノリやギャグなどで人を選ぶかと思う。
「ミステリーアドベンチャー」と記載があるが、一番近いと感じた作品は「STEINS;GATE」が代表的な科学アドベンチャーシリーズである。
突拍子もないオカルトや伝奇の様な現象と少しのSF要素が上手く絡み合い
なんとなく考えられる予想と近い回答、そして裏切られる新事実。この
テキストの緩急と濃度がとてもうまく配分されている。
時間も6時間ほどと長くもなく、短すぎずクライマックスまで一気に読むことができるのがとても秀逸
物語のオチも清々しく、しっかりと色々な伏線を回収して怒涛の勢いと感動を味わえる。第二の主人公とも言えるねねこの成長もじっくりと感じることができる。最後の最後、ラストの演出には痺れた...…
あとはいとうかなこさんのエンディング曲も素晴らしいです
2.パラノマサイト FILE23 本所七不思議
ま~~たTwitterのセンスの近い人たちがざわついている!!
とのことで購入。2023年3月9日発売 体験時間およそ10時間
一時期流行っていたデスゲーム系.…かと思いきやしっかりと伝承として伝わる怪談とその不明確性をベースにゲームとして落とし込んだ傑作
ゲームでしか体験のできないもの、を久しぶり感じ取ることができた。
根本にある「たられば」というのがぶれることなく小さな伏線も含めたテキストとストーリーは秀逸
大まかなストーリーとしては怪談「本所七不思議」をベースとした各怪異をモチーフにした呪詛珠を用いて条件を満たし相手を呪い殺す。その先には人を蘇らせる秘術があるとか..…
このストーリーで想像できる、デスゲームものかと思いきや様々な人達の秘術を叶えるための思惑、なぜ呪詛珠が発生したのか、秘術はあるのか..…と呪い合いがメインではなくなぜ起きたのか、事件を解決するために色々と複雑に組み合ったストーリーが秀逸
同様の形式として、『街』、『428 ~封鎖された渋谷で~』、『十三機兵防衛圏』などの名作があげられるが、本作も多数のキャラクターが同時刻に行動し、それが他のキャラの行動に影響する綿密に練られたシナリオとなっている。
昭和が時代設定という事で、ナメネコや世界終末論、スケバンなどの時代に合わせたキャラクターや設定がしっかりと立っており登場人物が全員魅力的なのがとても素晴らしい。
最初の方にも記載したが、「たられば」の話しとそれを叶えるために何ができるのか、叶えた後にどうなるかを蘇りの秘術を根幹に話が進んでいく為
ストーリーだけではなく、ゲームとしての演出とゲームならではの驚かせられる攻略や最後の流れはこれまで体験できたことはない。
値段や時間もお手頃で、大手のスクウェア・エニックスが発売したのが今後を考えるととても嬉しい一作であった。
3.チコリー 色とりどりの物語
2021年6月10日発売、満を持して2023年5月30日に日本語ローカライズ
自分が知ってやろうと思ったまきちゃんさんのレビューはこちら
ストーリーとしては、色のない世界で世界に色を塗れる「絵ふで使い」と呼ばれている代々受け継がれていく職人のいる世界。
これまでの絵ふで使いのなかでも特に秀でていると評判のチコリー..…
のお屋敷で清掃員をしている主人公がひょんなことから絵ふで使いの筆を手に取り世界に色を塗っていく
絵ふで使いになった主人公は色がなくて困っている世界各地を巡って色を塗っていく。もちろん色を塗るのでお礼もしてもらえるが、チコリーのが好きだった、あまり気に入らないな~なども言われることも..…
特に絵心がなく、抽象的なイラストを描いたとしても手放しなのか本心か、「すごいね!」や「独創的で天才だ」などの言葉も言ってもらえる。
主人公もだが、操作している自分も、絵ふで使いになるために勉強をしていたり大学に行っているわけでもない。そんな自分が色々な人から感謝や感激されるが、本当にいいものなのだろうか.…絵ふで使いの代わりにはなっているだろうか、というようなネガティブな感情も時折自分でも感じる
チコリーも含め、これまでの絵ふで使いの人達も期待をされながらも言ってしまえば仕事ではあるが善意に近い感じで世界に色を塗っていく。
いい言葉も悪い言葉も聞きながら絵ふで使いとして生きていくのが向いているのか、誰かのためになっているのかというのを悩んでいることがわかる。
先のレビューにもあるが、何かの創作活動や仕事に対することへのメンタルヘルスをメインのテーマとしておりゲームの後半ではチコリーと一緒に絵ふで使いとして、友人として話をしながらストーリーが進んでいく
などとちょっと暗い感じの流れにはなっているが、チコリーの世界はとても優しく、ほっこりするような魅力的なキャラクター達がいるので安心して落ち着いてプレイをすることができる。
ぶっきらぼうだけど迷い猫が心配なお姉さん、パーティーがやりたいけれど困っているお兄ちゃん、幼馴染で心配してくれる友人など、ゆっくり、じっくりと遊ぶことでかみしめることをお勧めする一作
ゲーム性にしても、分かりやすく言うと謎解きの多めなスプラトゥーンの様なものになっており、あまり戦闘はないのもオススメできる。
世界に好きな色を塗っていく感覚はとても楽しく、自分の好きな色で進められるので独特の面白さがある。
BGMもCelesteで有名なLena Raineが作曲しており、アクションと合わせた電子音楽とシンフォニックな弦楽器との融合し場面に合わせた穏やかで激しい各曲は素晴らしい
丁度遊んでいる時期が自身の転職の時期でもあり、仕事に対する気持ちや
自身のスキルに対する不安がとても多かったのでこのゲームをすることで
いくらか気分も楽になり、とても楽しむことができた。
生涯においても、とても好きなゲームとなり人におすすめしたい作品である。
あ、最初に聞かれる好きな食べ物はちょっと考えてから答えようね!!!
自分はラーメンって答えてちょっと困ったよ
4.Pizza Tower
君はワリオランドアドバンスを知っているか!!!!
2001年に発売されたゲームボーイアドバンスのソフトであり、幼少期の自分にとっては非常~~~~~~にむずかしく面白かったソフト
Nintendoはちゃんとホームページを残してくれている….
そんなワリオランドアドバンスとソニックに影響を受けたPizza Tower
2023年1月27日に発売したもの
サムネイルから分かる通りのカートゥーンネットワークでの海外アニメテイストのキャラクター、良く分からないストーリーとステージ.…
細かいことは気にしないでダッシュで駆け抜ければOK!!!!!
流れとしてはステージクリアー型で、ステージ内に捕らえられているピザのトッピングを救い出し、Pizza Towerを支えている柱を壊して制限時間内に脱出する。細かいことは気にしない。
ステージクリアー時に救出したトッピングによってお金が手に入り、ある程度たまると次のエリアへのエレベーターが開通できる。そのエレベーターを操作するためのカギを開けるためにボスと戦う…..という流れである。
改めて文字に起こすと何がなんだか
ステージ内で駆け巡るだけでなく、インスパイア元のワリオランドアドバンスと同様、主人公のPeppino(パスタの名前では…)が幽霊になったり飛行機で飛んだり、ステージ毎に代わる変身を駆使して進んでいく。
GBAに近いグラフィックもとても気合が入っていて、ステージの背景や敵キャラ、右上のワイプも変身毎に変わったりととても丁寧に作られている。
とにかく爽快感のある操作とアクション、そしてそれらを盛り上げるBGMが秀逸、とにかく触れてみるのがオススメ!!!!!
叫ぶmemeが作られたり、トッピングが女体化されたり、なにかとインターネットで話題になっているので見たことはあるかもしれない。
とてもGBA時代の作品のリスペクトとオマージュがある一作
5.Starfield
2023年9月6日発売、Bethesda作25年振りの完全新作!!!!!
Steam評価は賛否両論!!!!!!
まだまだ海外のゲームが"洋ゲー"と多く呼ばれていた時代、インターネットを徘徊しているときに本当に自由なゲームが出たと呼ばれているのをみた。
それがFallout 3。まだオープンワールドという言葉も出たか出ていないか、そんな時代にどこにでも行ける、何でもできるというのが本当に楽しくゲーム感をとても変えた。
そんなBethesdaが新作を出す、しかも自分の好きな宇宙とSFの組み合わせときた。事前に出ているビジュアルや設定でとてもワクワクしていた。アーリーアクセスを体験できるようにデラックスエディションの購入をした。
そこで待っていたのはこれまでのBethesdaの良いところも悪いところもそのままのゲームであった…..
言わずもがな、これまでのBethesdaは『The Elder Scrolls V: Skyrim』や『Fallout 4』などの名作を数多く制作してきている。
どれも綿密に世界観が作りこまれており、町の住人を観察し生活を見るだけでもとても面白く素晴らしい手の凝っている作品である。
本作も西暦2330年というとてつもない未来の話であるが、現代からの架空の歴史、あったかもしれない歴史をとてつもなく細かい出来事から作り上げており、地球以外での出来事も事細かに確認することができる。
また、宇宙を旅できるというのもあり、惑星それぞれに存在する物質や重力、日数に関しても整合性が取れるようになっている。
主人公が不思議なアーティファクトを手に取り、それを巡って宇宙を旅するストーリーである。アーティファクトとは何なのか、そして集めた先に何があるのか、SFとしてもとても重厚なストーリーとなっており終盤の展開はとてもテンションが上がる流れになっていた。
ゲームの周回が前提となる作りであるが、そこに至るまでの流れも納得でありもう一度やってみようという気持ちになる。
また、新鮮な要素やこれまでの作品と同様多くの会話と分岐があり長く遊べる作りにもなっている。
と、ここまではとても楽しめた要素にはなる。
ではなぜ賛否両論となっているのか。ここに関しては私もレビューを見る限り同じようなことを思った。
SkyrimやFallout 4でもそうだが、それぞれ特徴的なシステムがある。
Fallout 3でのバディーシステム、Skyrimでの魔法やシャウト、Fallout 76の拠点の作成、Fallout 4の武器レジェンダリーなど、それぞれのゲームで特徴となるものがある。
今作はそれらすべてが要素として詰め込まれている。さらには新要素として宇宙船のクラフトも盛り込まれている。
これだけの要素があると、ユーザーとしては何ができるのか、どの素材が必要なのか把握しきれない。
お世辞にも説明やチュートリアルが十分であるともいえず、これだけの多くの物があるとユーザーもどれをやればいいのかわからない。これまで上記のゲームをやっている前提となることが多い。
また広大な世界であり素材の収集も時間がかかり、検索性に乏しいことからやる気をそがれてしまう。
なんでもできるようになったが、できることが増えすぎすべての要素が薄くなってしまっていると感じる。
時間をかければ色々楽しめるが、それにしてもすべてが広大となると手が付けられなくなってしまう、という現代のAAAタイトルの問題点も感じる作品であった。
6.アフォガート
2023年8月17日発売、以前よりTGAにて見かけて気になっていた一本
ストーリーとしては主人公の魔女、アフォガートが家賃を支払う期日までにカフェでお客さんの要望に合わせたコーヒーでお金を稼いだり、事件を解決したりしてアローラの街を救っていく.…
どこか聞き覚えがあるような.…という感じではあるが、本作はコーヒートークとVA-11 HALL-A、そしてペルソナシリーズに影響を受けているとインタビューで答えている。
作成は上海のBefun Studio、目標は「より良い二次元ゲームを製作する」というらしい、目標が良い!!!
この目標の通り、ビジュアル面も含め特徴的で魅力的なキャラが多い。
主人公のアフォガート、相棒のメフィスト、新聞記者のナタリー、学校の人気者アオイ…..等々登場するキャラがありきたりでなくクリエイターの熱意のこもった特徴的なキャラとビジュアルとなっている。
戦闘としては、悪魔に取りつかれた人の精神世界に入り原因となる悪魔を倒すのが目的となっている。
特徴的なシステムとしては"タワーオフェンス"と呼ばれている戦闘システムである。"タワーディフェンス"は聞きなじみあると思うが、本作はそれを逆として考えたシステムとなっている。タワーディフェンスでは向かってくる敵に備えてユニットを配置するが、タワーオフェンスは逆転させ、自動で進行する進路と固定配置の敵に合わせて味方のユニットを向かわせる流れになっている。
これがなかなか考えることがあり、味方のユニットの特性や敵の行動含め楽しく攻略ができる。間違えたりしたとしても、気軽にリトライができる為何度もやり直しができる点もすばらしい。
更にこの戦闘中含め、全体的にBGMが素晴らしい出来となっている。FusionやDisco、AORなどのクオリティーの高い楽曲が没入感をさらに高める。この辺りの楽曲はペルソナシリーズのおしゃれな楽曲の流れを汲んでいるように感じられる。
ストーリー部分はあまり大きな驚きなどはないが、ローカライズもしっかりされており日本語ボイスも発売からついている。
それ以上にクオリティの高い楽曲や独自のタワーオフェンス、魅力的な登場人物など意欲にあふれているポイントが多くあり今後も楽しみな一作
7.ファミレスを享受せよ
2023年8月1日発売、もともとは2023年1月24日にフリーゲームとして配信
ひょんなことから時間の概念がなくなったファミレス、ムーンパレスに迷い込んだ主人公とそこに来てしまった人達とのアドベンチャー
選択肢を選んで会話をしていくアドベンチャー、まぁ特別な能力があるわけでも、異世界でもないので他愛のない会話をしていく。
ファミレスなのでドリンクバーもあるので好きな飲み物の話をしたり、ケーキがあるのか聞いたり、雑談したり、雑談することがなくなって苦し紛れの雑談をしたり..…
永遠のファミレスというSFの世界観を、現実的な話と不思議な話とまるで夢の様な会話を楽しんでいく。クリアーしていて、ゲームとして楽しめる「銀河鉄道の夜」の様な雰囲気を感じた。
ドリンクバーもあるし、間違い探しもある。永遠だし、そんなに急がずなぜムーンパレスが永遠なのか、そもそもどこなのか、みんなは何をしていたのか等謎をゆっくりじっくり解いていくことができる。ストーリーとしても不思議なSFで独特の世界を味わえる。
アドベンチャーとしても、テキストが独特で記憶に残るのも多い。言い回し含め、不思議な雰囲気のゲーム
8.SANABI
2023年11月9日発売、だけど2022年6月のアーリーアクセスから待ってたよ!!!!
サイバーパンクな世界観と海腹川背よろしくなワイヤーアクション、スタイリッシュなアクションをメインに期待をしていたが想像以上にストーリーや演出面での素晴らしさが群を抜いて良かったゲーム。
ストーリーとしては、退役軍人の主人公がとある事故によって娘を亡くしてしまう。亡くなる直前の一言「サンナビ」という言葉を聞き軍に戻って調査をする主人公。メガコーポ"マゴグループ"が支配する都市"マゴ"にて全住民が姿を消す事件が起こり、そこには「サンナビ」が関わっているとの推測が。主人公は事件の調査と「サンナビ」への復讐を果たすために都市へ向かう...…とう流れになっている。
まず特徴的なのがとても作りこまれているピクセルアート、キャラクターも背景もすごく手が込まれている。キャラクターの動きや主人公の動き、背景の細かい動きもしっかりと表現されている。
気になっていたワイヤーアクションは、海腹川背というより進撃の巨人の立体機動装置のような高速移動が可能であり振り子だけではなく加速やひきつけなどとにかく爽快感がある移動と攻撃ができる。
戦闘としては道中の移動がメイン+少しのワイヤーを使った戦闘、その後にボス戦となっている。
道中の移動は爽快感のあるワイヤーでの移動ができ、途中の細かい強制戦闘もワイヤーの範囲が広めかつオートフォーカスが強めに設定されているためストレスがとても少なく爽快感のある戦闘を楽しめる。あまりアクションが得意でない人でも難易度設定によって体力が減らないようにもできる為安心できる。
問題はボス戦であり、これがこのゲームのちょっぴり悪い点となっている。基本的にはギミックを解いてダメージを与えていくもしくは制限時間内に逃げることがメインとなる。制限時間内に逃げるフェーズでは多くの場合ダメージではなく即死判定となる。先の難易度設定によらず、即死となってしまう為あまりユーザーに優しい仕様ではないように感じてしまう。ともあれ、即死となるドキドキ感や恐怖を体感してほしいという意図があるように思えるので無くすのももったいないようにも感じる。
ストーリーに関して、どんどん気になって引き込まれていき謎が謎を呼ぶストーリーになっていく。最初は「サンナビ」とはなんなのか、なぜマゴの人々がいなくなったのか、などを主軸となるがだんだんと「なんかマゴ怪しくない…..??」「なんでただの都市に..…」などと物語が進むごとにマゴという都市の怪しさが見えてくる。また終盤の展開は、色々なゲームをしてきたがここまで衝撃的なのは5年とかの長期スパンでも感じたことのない凄まじく練られた展開となっている。
そして謎が解明されるとき、エンディングが、流れ泣いてしまうほど素晴らしく心を揺さぶられる。久しぶりにゲームであるが故の演出をふんだんに用いたゲームをしたと満足感に浸れる。
ストーリーもだが、特にムービーシーンの演出がずば抜けて秀でていた。BGMやSEの使い方、ズームアウトして通常の画面から画角を広げて全体を見せる動き、セリフを出すタイミングなど。
アニメーションで用いられる表現をピクセルアートでムービーとして取り入れここまで表現ができているゲームを体験したことがなかった為とても見入る体験ができた。ここまで没入できるのはとても丁寧な動きと背景、作りこみがなせる愛のある制作によるものだと考えている。
ローカライズは少し怪しい部分はあるが意味がこじれているわけではない。しかし気になってしまうほど、機械翻訳で口調もお嬢様になっていることも多少。
しかし、それ以上に素晴らしいゲーム体験ができるとてつもない作品となっている。
9.Risk of Rain Returns
wow wow、2013年に発売されたローグライクの金字塔であり頂点の「Risk of Rain」が「Risk of Rain Returns」として2023年11月9日に帰ってきた!!!
初代Risk of Rainが10年前、未だに面白さは変わらないが日本語ローカライズされていない+動作含めて流石に古臭い香りが出てきたところで満を持してのリマスター
公式日本語がもされ、Risk of Rain2からの逆輸入もあり、新要素もありで面白さは全く変わらない!!
アイテムをたくさん集めてシナジーを作り、インフレ的に火力を上げていくのと、時間が経てば経つほど強敵が湧くシステムのバランスも素晴らしい。
あと面白いローグライクは運2割実力8割、だと思っていてそのバランスも良く出来ている。あるアイテムを取ったらあとは作業、にもならない。
日本語だと読めなかった資料や、細かいイラストの収集要素や美麗なドットも相変わらず。10年経って面白さに磨きがかかっている。
賛否のあったテレポーター起動後の全滅も、2を基準にボスを倒して制限時間になれば次のステージへ行ける仕様へ。もう遠くにいる1体の為にステージを駆け回る必要もなし。
古典となり、金字塔にもなっている本作。2Dアクションローグライクのひとつの完成系ともいえるので是非とも触れて欲しい。
10.スーパーマリオRPG
幼少期に遊び、心に残っているゲームはあるだろうか。きっとこれを読んでいる人達には1本は自分のゲームの原点とも言える作品があると思う。
自分にとっては、本作マリオRPGがそれに該当する。アクションコマンドを使い緊張感がある戦闘。耳に残るBGM。細かいとこまで遊び心を含んだシステム。ほっこりとするストーリー。全てが小さい自分にとっては大切で今の自分のゲームの楽しみ方を作った作品である。
後にはまるmoonやギフトピアを手掛けたラブデリックの方々も参加していると知り、やはり自分の原点であると再確認。
Nintendo Directにて、リメイクが発表されたときは本当に感動して奇声を上げてしまった。Discordで通話していたけどキャンセルされるほどだったっぽい..…
リメイクという事で、グラフィックもきれいになり現代でもできるよう少しばかりアレンジが加えられている。特徴となるアクションコマンドも慣れるまでタイミングが分かったり、戦闘が苦手な人でもできるモードがあるのは良い配慮だと感じた。
幼少期に体験したのもそのまま、やはり名作であると感じた。"ロールプレイングゲーム やったことない人も(OK!)"とCMしていただけあって、難易度は低め。ストーリーの進むテンポの良さ、面白ほっこりなテキスト等、時代が変わっても、年齢が変わっても楽しめるのは名作の証
新たに追加された3人合体技も組み合わせによって効果やムービーが違うのもファン歓喜、小さいときにはよく妄想してました。
評判の高いBGMも下村陽子先生によるリメイクで素晴らしい、きっと頭の中では今回のリメイクの様な構成を考えていたんだろうなぁ…
リメイクやリマスターが現代で発売すると、当時の思い出などが開発者達からぽろぽろと出てくるのも嬉しいかな
ボリュームも15時間程度、それほど長くはないがテンポが良くシーンもコロコロ変わるので飽きがこない。
エンディングの楽曲、"さよならジーノ⋯〜星の窓から見る夢は"はエンディングのさみしさ、楽しみに待っていたリマスターの終わり、ジーノとの別れなど、色々な感情が込み上げてきて泣いてしまった
スタッフロールまでもしっかりと作り込まれていて更に驚きと感動、待望されてたとはいえ、こんなにも満足できるリメイクを出してくれたのは本当に嬉しかった。
総評
今年はバタバタであまりゲームができなかった~~~~~~~~~
それもあってかアドベンチャーが多めで良作も多く体験できました。
50本くらい触りましたかね…そんな中でも今年出た中だとやはりSANABIがずば抜けて良かったので個人的GOTYでした。
アクション期待値高めだったけどとんでもないストーリーや演出面での引き込みで心に残りました。
他にはチコリー 色とりどりの物語が特に心に残りましたね、どっちか迷った..…
来年は上半期下半期で分けたいね
というよりまだ今年のGOTYに入ったバルダーズゲート3もAlan wake2も話題のThe Cosmic Wheel SisterhoodもGhostpiaも出来てないんですよ!!!!!
年明けからぼちぼちやっていきます。
ちょっと早いですが、また来年も楽しいゲームを共有したいな、よろしくお願いいたします。
番外宣伝
最近はもっぱらゲームの曲を流すDJ多めになっています。
大きい音で良い曲~~~ や良さそうなゲームと言ったりしています。
ゲーム好きな人達がたくさんいますので、興味あれば是非。
それではお早いですが、よいお年を