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あいけい
2024年7月15日 10:51
2006年の駒大苫小牧の試合から1試合を選ぶとすればどれか?これは意見が分かれると思います。ただしハッキリしていることがひとつあります。それは、決勝の早稲田実(西東京)戦だけは絶対にあり得ないということ。私には北海道の高校野球ファンの友人が何人もいますが、あれから長い年月を経た今になっても、早実戦が話題に上ることなど、ほぼ皆無と言ってよいでしょう。一応映像は引き分けの試合も再試合のほう
2024年7月16日 16:08
57年ぶりの甲子園夏連覇という大偉業を成し遂げた駒大苫小牧は、その後1年にわたって試練に苦しめられます。その試練を乗り越え、再び甲子園までやって来ました。それだけでも素晴らしいことですが、今回もまた快進撃を見せてくれます。甲子園に入ってからのエース・田中将大は胃腸炎に苦しみ、初戦の2回戦、南陽工(山口)戦では14三振を奪って3失点完投したものの、被安打7に与四球6。165球を要しており、私
2024年7月15日 10:26
初優勝を果たした前年に続き、準々決勝に勝ち上がった駒大苫小牧。初優勝した前年夏は、5試合中3試合で相手に一時リードを許しました・・・つまり、3試合で逆転勝ちを収めています。しかし、猛打のほうがクローズアップされてしまい、逆転についてことさら取り上げられることはありませんでした。「逆転の駒苫」の異名がついたのは、この試合からでしょう。その後神宮大会、さらに翌年夏の甲子園でも、私が半ばあきらめて
2024年7月16日 15:57
センバツでは2回戦敗退に終わった駒大苫小牧ですが、再び夏の甲子園に帰ってきました。センバツでは投打とも絶不調に見舞われたのですが、それを基準にして夏の駒大苫小牧を評価する人の多さにはビックリしました。いやいや、もう絶不調期はとっくに脱していますよ、と。絶不調のままだったら、南北海道大会で勝ち上がれませんし、とりわけ決勝の北照には大敗していたでしょう。とあるサイトのベスト8予想大会では「駒大
2024年7月14日 20:31
夏は北海道勢初の決勝進出準々決勝で横浜(神奈川)を6-1で破り、北海道勢76年ぶりの夏ベスト4。胸の高鳴りが抑えられませんでしたが、準決勝の相手は東海大甲府(山梨)。友人には「準決勝に勝って、決勝で負けるんじゃないかな」と話したのを覚えています。冷静に戦力を分析しますと。東海大甲府は2年生の好投手・村中恭兵(のちにヤクルト)がいたチームなのですが、故障のためベンチ外。それでも前年夏の甲
2024年7月15日 09:57
「ふぅ~っ」横浜は最後となる3度目の守備のタイムを使うことを余儀なくされ、エース・涌井秀章はマウンドで大きく息を吐きだしました。台風が接近中の甲子園球場は、どんよりした曇り空。試合後に語ったように「どこに何を投げても打たれ」てしまっていた涌井の胸中を表すかのように。プロ注目、それどころかドラフトの目玉との呼び声も高かった涌井。実際にドラフト1巡目で西武に入団し、最多勝に4度輝くほどの大投
2024年7月16日 14:53
夏の甲子園初戦(2回戦)で佐世保実(長崎)を破り、待望の初勝利を挙げた駒大苫小牧。次の相手は、3年前(2001年)に当時の打率記録を塗り替える強打で優勝している日大三(西東京)。しかも、初戦で当時1年生の前田健太(のちに広島、ドジャースなど)らを擁するPL学園(大阪)を破っています。今大会でも優勝候補の一角である日大三にとっては、余裕しゃくしゃくだったのでしょうか?前日の第3試合でPL学園