セクシーバナナ(イチコジンカン #4)

「一番最初に男性器をバナナで代用した人は誰だろう」

こういうことに気がいくと
納得するまで考えてしまう。
何しろ表現としてセンスが良すぎる。

棒状で長い
反っている
皮が剥ける

十分条件をすべて満たしているのである。
図形において合同証明も容易だし、
そう考えている時間の果てで
Q.E.Dを迎えてしまう。

また可愛らしさがあるのがいい。
上記の条件に
キュウリやズッキーニなんかも
当てはまるが
どこか禍々しい。
雄感が強すぎる。
そうなるとゴーヤなんて兵器だ。

かといってゴボウは
なんか頼りない。

細いし、すぐ折れる。

きっと縁起がよくないんだろう。

日本人はこういう
言葉遊びからなる験担ぎを
古来から好むので
もしかしたら
この表現を最初に用いたのは
日本人かもしれない。

またナマモノで
鮮度が大事なのも
オツじゃないか。

そうすると加工品とかで
魚肉ソーセージは
確かに棒状で長いし、
皮(包装)も剥く。
ピンク色であるのも艶めかしいが

いかんせん柔らかすぎる。
外国人じゃん。ってなる

何より近代的すぎるし
万国共通感が出ない。

うまい棒は
人によってそうとは言い切れないから却下。
「うまい」に含まれる
意味に負い目を感じてしまう。
人によっては。

だからバナナが適切且つ
表裏一体の向こう側なんだ。

え?バナナにも
大きいのから小さいのもあるって?
だからいいんじゃない?

ワンモアタイム アリトモ

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