Vol92 増加する移住相談件数(ふるさと回帰支援センター編)
今回は、認定NPO法人ふるさと回帰支援センターが毎年発表する、「移住希望地ランキング」から、移住相談件数の推移をご紹介します。
こんにちは、移住専門FP「移住プランナー」の仲西といいます。
ここでは、これまでの18年間の活動、2500組以上の移住相談対応から
皆さんに役立つ情報を書いています。
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1⃣ はじめに
認定NPO法人ふるさと回帰支援センター(東京都千代田区)は、地方移住を考えている人にとっては、最も認知度の高い相談窓口ですよね。
有楽町の東京交通会館内にある移住相談センターには、44都道府県1政令市の相談員が常駐しています。
また、全国約580の自治体と連携し移住に関する情報を提供しています。
この、認定NPO法人ふるさと回帰支援センターにおける、移住相談の件数およびセミナーの開催数を見ることで、地方移住の現状を知ることが出来ます。
2⃣ 面談・セミナー参加等の件数の推移
コロナ禍前の数値に戻ってきていると言えますね。
但し、この件数に電話等の問い合わせ件数を加算すると、2021年以降3年連続で過去最多を更新しています。
コロナ禍の影響を受けて、若い世代を中心に地方に興味を向ける人が増加していると思われます。
3⃣ セミナーの開催数の推移
コロナ禍の影響により、オンラインによるセミナーが急速に広まったといえます。
4⃣ セミナーの開催方法の割合
2023年度はセミナー開催件数636件の内訳は、オンラインが271件、ミックス(オンライン+対面)が167件、対面が198件でした。
コロナ禍が終息し、オンラインでの開催から会場利用を伴うセミナーが増加傾向にあります。
これは対面の方が、オンラインよりも効果があると言えるからです。
特に、オンラインでは相手の顔が見えないことも多く、また知名度の低い自治体はオンラインでは集客が難しい点もあります。
こうした移住相談をする時は、質問をすることが大切です。
やはり、オンラインでは質問をしづらい傾向にありますので、対面に積極的に参加することをおススメいたします。
対面でお話をすることで、相手との良好な関係つくりに繋がりますからね。
6⃣ TOPの画像
最後に、私の好きな町をご紹介
移住地選びの参考にしてくださいね。
群馬県桐生市
「移住希望地ランキング」(認定NPO法人ふるさと回帰支援センター発表)で、前年の9位から2位に躍進した群馬県のなかでも、移住促進に力を入れているのが桐生市です。
織物のまちとして発展してきた桐生市は、「重要伝統的建造物群保存地区」に選定されている地区もあります。
その桐生市では令和5年度、桐生市移住支援フロント「むすびすむ桐生」を開設しました。
特に、店舗開業や起業、工房開設などに挑戦したい方に向けた各種支援制度や相談機関の情報を紹介するなど充実したサポートをしています。また、空き家バンクの活用にも力を入れており、他自治体と比較してずば抜けた情報の発信をしています。
東京近郊の田舎暮らしとして、桐生市は注目すべき町とも言えますね。
最後まで読んでいただき有難うございました。
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