Vol129 地方就職はココが難しい!就活準備編③
都市圏の大学では、地方に就職を希望する学生が増えていると聞きます。
一方で、地方就職を希望するが、求人情報が見つからないといった問題もあります。
こんにちは、移住専門FP「移住プランナー」の仲西といいます。
ここでは、これまでの17年間の活動、2500組以上の移住相談対応から
皆さんに役立つ情報を書いています。
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1⃣ LO活(Local+就活)の現状
「LO活」とは、『Local+就活』の意味で、地方就職を考える若年層を応援する厚生労働省のプロジェクトです。
株式会社マイナビ「2022年卒 大学生Uターン・地元就職に関する調査」では、新卒で地元就職を希望する人の割合が増加傾向にあるとしています。
実際に、学生の約6割が地元(Uターン含む)就職を希望しているとするデーターもあります。
こうした背景には、デジタル社会により地方の求人情報が得やすくなったことと、就活面接のオンライン化が進んでいることが挙げられます。
ちなみに、パーソルテンプスタッフ株式会社「地方人材還流促進事業」(LO活プロジェクト)事務局で、地方就職の情報を発信しています。
LO活-Local+就活|地方への就職を考える若者を応援する“地方就職”情報発信サイト (mhlw.go.jp)
2⃣ 地方就職(LO活)準備編③
① 就活に伴うお金の準備をする
地方就職では、インターンシップ、企業訪問、面接など、現地(遠方)に赴く必要があります。
確かに、最近ではオンライン面接を取り入れています。
しかし、オンライン面接だけでは、現地の状況は解りません。
「いい会社だと思って就職をしたが、町の雰囲気に馴染めなかった」といった声も聞かれます。
そのためには、交通費と宿泊費の準備が必要となります。
訪問先の企業から、サポートを受けられることもありますが、ある程度の準備はしておかなければなりません。
特に、地方就職の場合は、インターンシップから就職につながるケースが見られます。
また、企業だけでなくその町の雰囲気を知るためにも、インターンシップは有効です。
② 移住のための準備をする
地方の企業に就職が決まると、移住の準備が必要となります。
引っ越し費用と、住まい(賃貸)の費用になります。
特に、地方就職の場合は、遠方になることも多く、引っ越し費用は安くありません。
職種や企業によれば、引越し費用や就職のお祝い金を支給するところもあります。
また、地方就職は自宅(実家)から通勤はできないため、住所の移転、住まいの確保も必要となります。
就職先の企業及び両親からのサポートを受けながら、準備を進めていかなければなりません。
なお、移住時には煩雑な手続きが待っています。
期限が設定されているものも多く、スムーズに手続きを進める必要があります。
そこでToDoListを作成することをおススメします。
地方就職時のToDoListを作成しましたので、参考にしてください。
4⃣ TOPの画像
最後に私のおススメの移住地をご紹介します。
移住地選びの参考にしてくださいね。
広島県尾道市
「一度訪れたら必ず再訪する」と呼ばれる尾道市。
また、尾道市は坂が多いことで有名ですよね。
ロープウェーで千光寺山の山頂まで、尾道市街や瀬戸内海を望む景観は最高です。
そして、私の年代ならば大林宣彦監督の「尾道三部作」と呼ばれた、青春映画に胸をときめかしたものです。
私も映画のロケ地めぐりをしたことがあります。
尾道市は温暖で移住者も多い町です。
休日には、石畳が敷かれた階段状の坂道、迷ってしまうほどの狭い路地や石垣を散歩する、そんなノスタルジックな風情を感じながら暮らしてみるのも良いですよね。
最後まで読んでいただき有難うございました。
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