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Vol128 都道県別「空き家率」ランキング!をチェック

田舎移住を希望する人にとって、「空き家率」も気になるところです。なぜならば、田舎移住を希望する人の6割以上が、戸建ての中古住宅(空き家)を求めているからです。
そこで、今回は5年に一度公表される、総務省「住宅・土地統計調査」から空き家率をご紹介します。

こんにちは、移住専門FP「移住プランナー」の仲西といいます。
ここでは、これまでの17年間の活動、2500組以上の移住相談対応から
皆さんに役立つ情報を書いています。
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1⃣  住宅・土地統計調査とは


総務省が5年に一度、調査・公表をするものです。
2023年(令和5年)10月の調査から、先日速報値が公表をされました。

ちなみに、空き家は次の4種類に分類されます。

① 賃貸のために空き家になっている「賃貸用の住宅」
② 別荘を含む「二次的住宅」
③ 売却のために空き家になっている「売却用の住宅」
④ 居住世帯が長期にわたって不在の住宅や取り壊すことになっている「その他の住宅=放置空き家」

①の「賃貸用住宅」は都会に見られる、主にマンションやアパートの空室を指します。この「賃貸用住宅」の空き家が全体の約49%を占めております。

その次に多いのが、④の「その他の住宅=放置空き家」となり、空き家全体の約43%を占めています。
この④の「その他の住宅=放置空き家」が、地方で急増しており、社会問題となっております。

 2⃣  2023年都道府県別「空き家率」ランキング


3⃣ (その他の住宅=放置空き家)における「空き家率」ランキング


全体の空き家率では4位であった鹿児島県が、(その他の住宅=放置空き家)では1位になりました。
5年前は2位でしたが、空き家率が1.6%も悪化をしています。
約8件に1件の住宅が、放置された空き家となります。

4⃣ 空き家率から思うこと


地方の自治体においては空き家は深刻な問題となっています。
とくに、管理がされず、腐朽・破損が進んでいる空き家が増加をしています。
一方で、地方における空き家の増加は、空き家を購入し、田舎への移住をし考えている人にとっては、選択肢が増えることにもなります。

地方自治体では「空き家バンク」制度などを活用し、ますます空き家の情報発信に力を入れていくことと思われます。
但し、空き家には相当のリスクが付与されますので、購入する際は、何度もチェックを行い、慎重に進めることが望まれます。

5⃣ TOPの画像


最後に私のおススメ移住地をご紹介します。
移住先の参考にしてくださいね。


高知県四万十町

四万十町は、日本最後の清流四万十川がその中心を流れる、人口1.7万人ほどの町です。
ちなみに四万十町の隣には、四万十市があることから、勘違いをする人も多いとか。
両町の誕生秘話としては、平成16年、先に四万十町の名前が決まり、その1週間後に四万十市の名前が決まりましたが、平成17年に四万十市が発足し、その1年後の平成18年に四万十町が発足したそうです。
解りやすく述べると、四万十川の上中流域にあるのが四万十町で、下流域にあるのが四万十市です。
 
四万十町の名産は、四万十川の伏流水で泳がせて臭みをなくした、「四万十うなぎ」です。
四万十川で有名な四万十町ですが、私のおススメは町の南東部。
実は太平洋にも面している地域があり、興津海水浴場があります。
「対岸はオーストラリア」とキャッチコピーがある、四万十町の美しい海で暮らすのも最高ですね。

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移住専門FP「移住プランナー」として活動をしています。これまで18年間2500組以上の移住相談に対応をしてきました。ここでは、私の経験からお役に立てる情報を日常的に綴っていきます。「移住」という夢の実現にお役に立てればうれしいです。大阪出身、北海道と鹿児島の3拠点生活中。