重信房子を称賛するメディアと娘メイ
日本赤軍の設立者であり最高幹部であった重信房子が今月28日、出所するそうです。
冒頭には次のようにあります。
こうした記事の端々に、メディアの重信に対する憧憬、称賛の念がどうしても読み取れてしまいます。
まずタイトルが「日本赤軍の魔女」ですよ。彼女をこう呼ぶことにより、メディアは彼女をある種、神格化している。魔女というのは、「常人離れした人心掌握術を目の当たりにした仲間たちがつけた異名」だという。
メディアにとって重信房子というのは、どこまでいっても、「特別」な存在なのです。
毎日新聞は、重信房子の歌集について、複数回にわたって取り上げています。
こちらでは、加藤英彦という歌人が重信の歌を賛美している。
「独房もまた過酷で熾烈な環境」と同情し、「大切なのは辻褄など考えず、そのときどこまで真剣に生きたか」とかいって重信の人生に寄り添っています。
それだけではありません。次では完全に重信を賛美している。
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