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重信房子を称賛するメディアと娘メイ

日本赤軍の設立者であり最高幹部であった重信房子が今月28日、出所するそうです。

冒頭には次のようにあります。

市民活動は考えていない。平和に穏やかに暮らしたい―。東日本成人矯正医療センター(東京都昭島市)に服役中の「魔女」は、出所を前に関係者にこう心境を語ったという。彼女の名は重信房子(76)。1970年代、「世界同時革命」を目指し数々の国際テロを起こしたとされる「日本赤軍」で最高幹部を務め、国内潜伏中の2000年に逮捕された。常人離れした人心掌握術を目の当たりにした仲間たちがつけた異名が魔女だった。5月28日、懲役20年の刑期満了を迎える。今後の動向に注目が集まる中、獄中でつづった今の気持ちや出所を待つ支援者らの思いを探った。

こうした記事の端々に、メディアの重信に対する憧憬、称賛の念がどうしても読み取れてしまいます。

まずタイトルが「日本赤軍の魔女」ですよ。彼女をこう呼ぶことにより、メディアは彼女をある種、神格化している。魔女というのは、「常人離れした人心掌握術を目の当たりにした仲間たちがつけた異名」だという。

メディアにとって重信房子というのは、どこまでいっても、「特別」な存在なのです。

毎日新聞は、重信房子の歌集について、複数回にわたって取り上げています。

こちらでは、加藤英彦という歌人が重信の歌を賛美している。

「独房もまた過酷で熾烈な環境」と同情し、「大切なのは辻褄など考えず、そのときどこまで真剣に生きたか」とかいって重信の人生に寄り添っています。

それだけではありません。次では完全に重信を賛美している。

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