SNSを見て「悩んでるのは私だけじゃない」…それ満足できますか?
皆さんは寂しさを埋めるためにスマホ覗く癖ありますか?
休日のスマホってなんであんな時間が溶けるんでしょうね。
サザエさんのOPは週明けのレクイエムといっても過言じゃありません。
せっかくの休日がベッドの上で終わってしまう現実に
「私の生活しょうもないな」って思ってしまうのはもう絶望のハッピーセットです。
そうは思っていても
スマホってのは人間に夢中にさせるのがうまいというか…
イヤなことがあっても同じ境遇の人を探しては
あ、悩んでいるの私だけじゃないんだってすぐ心の安心を買えちゃったりするんです。
この安心感はなかなかなの中毒性があって
見ていないと落ち着かない、辛いことがあったらにすぐ検索してほっとしたいっていう心理誘導に陥ったりします。私がその一人でした。
そのうち「職場にはいないけど世界のどこかには必ずいる」って思考になっていきます。
前回の記事でも書いたんですが
私には当時まともに相談できる人がいなかったんですよね。
そういう事情も掛け合わさって私にとって
ネットの世界だけが現実逃避件、唯一の救いになっていました。
誰かに話を聞いてほしい
と思う気持ちは勿論ありましたが、聞いてもらう勇気もなければ、何をどう相談すればいいのかもわからなかったんです。
Twitterのコメントにしろ、Googleのトップに出てくる記事にしろ
投稿者は『ヒト』であることは間違いないです。でも。
「同じ悩みで苦しんでいるヒトがいる」を実体として感じられるのはほんの一瞬。
心の底からの寂しさはネットの壁を越えられなかった。リアルの生活にまで癒しが染みわたることはなかったのです。
ネットにすがった結果、私を待ち受けていたのは
「ネットに懇願したって現実の理解者が増える訳ではない。結局一人ぼっちだ。」
私の人生の悩みそっくりそのまんま答えが書いてある記事なんて存在するわけがないんだと…
痛みの共有はできても解決してくれるわけではないんだ…
当たり前のその現実を受け入れるのに
かなりの時間を要しました。
頼る先にネットがなくなってしまったら、私はどうやってこの先何を指標にして生きていけばいいのか?
八方ふさがりで死に物狂いで出した決断は
「人に相談する」ってものでした。
私としてはかなりの決断です。だって人に頼れなくてネットにすがっていた人間でしたから。
ネットを介しての人生相談に踏み切った結果…
私は今までに感じたことのない達成感を得られたんです!
ネットに懇願したって現実の理解者が増える訳ではない。結局一人ぼっちだ。
ネットで共感もらえても現実何が変わるわけでもない。
痛みの共有はできても解決してくれるわけではない。
今までぬぐえなかったもやもやを一気に晴らせたからです。
すっきりした感覚を自分でも信じられませんでした。
人と話すだけで!?そんなんでよかったんだ。
なんだ、私はただ話を聞いてほしかったんだ。
他人の境遇に自分を当てはめるのではなく、
自分の体験として感覚を誰かに共有してほしかったんだと。
その時初めて納得できたんです。
週末ずっと布団でくるまって何時間もかけてSNSを巡回しているそこのあなたへ。
誰かの体験を自分に当てはめてそれで満足していませんか?
その時間を無駄だというつもりはありません
現に私も救われてきましたから。
でも今思うと遠回りをしていたなとは感じます。
ネットの根本の仕様に気づくまで永遠と徘徊していた私の経験談です。
あなたにとってのゴールは生きづらさの原因を突き止めることなのでしょうか?
納得の得られる答えを見つけ出すことだけに躍起になっていませんか?
よく考えてみてほしいのです。
頼れる先がいなかった孤独な自分が
どうやって寂しい人生を卒業して
幸せな人との関係を築けるか…
今まで不器用だったけど人のぬくもりを感じていいんだって
孤独を卒業して幸せになることをいかに自分に許せるか。
本題はそっちなんじゃないでしょうか?
果たしてあなたの人生は、ネットに転がっている知識だけで満足してしまうほど…そんな退屈なまま終わってしまっていいのですか?
もっとやりたいことがあなたにはあるはずです。
気づけた人から変わっていくものなんです。
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