タナックス ヘルメットシールド曇り止め よく効くよ
毎日往復60キロ以上、カブに乗ってズンドコ走っている私としては、ヘルメットシールドの曇り止めは重要な課題です。曇りがひどいともちろん危険ですし、前を見るのに支障のない程度のわずかな曇りが鼻の近辺にファっと存在するだけでも不愉快極まりないです。
走っている間は大丈夫でも、信号待ちで止まると曇ってくるなんていうのは誰でも経験があると思います。止まっている間だけシールドを少し開けておけば曇りはスっと引いていきますが、こう寒いとなるべくなら顔を露出したくありません。
そこでシールドへの曇り止めスプレーの塗布ということになるわけですが、コンビニやホームセンターで買ったものを使ってみたものの、効果はあるものの私の求めるレベルではなく、半分あきらめていました。
しかし最後の砦というつもりで、アマゾンで評判の良い製品を買って使ってみました。これが今までの曇り止めスプレーは何だったんだというくらいの効果で、ちょっと革命的です。
シールドの内側に吹き付けて(ちなみにスプレーは”プシュゥー方式”ではなく”シュコンシュコン方式”です)やわらかい布で塗り伸ばしたところ、塗った直後に関しては全くと言っていいレベルで曇らなくなりました。視界のゆがみも一切感じられません。
ちなみに私はメガネのレンズにも使っています。使っていいものかわかりませんけど、今のところメガネに困った副作用は発生していません。高級な金属フレームのメガネの場合とかはわかりません。
さて、曇り止め効果については非の打ち所がないんですが、実は効果が高い分じゃじゃ馬的というか、塗布する量に気を使わないといけません。そこは何度か失敗して感覚を身につけるしかないように思います。
どういうことかと言うと、塗りすぎると成分が浮き出してきて、ギトギトになってきてしまうことがあるんです。そうなってしまうと曇っている以上に不愉快で前が見づらいという最悪なことになってしまいます。
塗りすぎた状態でシールドやメガネに水分が触れると、ギトギトが浮き出してきてしまうようです。ですから、塗り伸ばす時はスプレーを拭き取ってしまうくらいの感覚で布で丁寧に磨くようにこすってあげるくらいが良いと思います。
それでも効果は数日程度では消えません。よくあるメガネ用の曇り止め剤は1日で効果がなくなってしまうものですが、タナックスは基本的に一旦塗っておけばけっこう長持ちします。塗りすぎ注意、超薄塗りのつもりで・・・というのがポイントです。
内側の曇りに関してはこれで概ね問題解決ですが、ついでに雨の日用にシールドの外側に塗る撥水剤も試してみました。こちらは2つの製品を試してみたのですが、メーカー不明のGP1、ヤマハの撥水剤、両方とも使わないよりはマシ程度でした。
これに関しては、本降りの雨の状態では使った経験がありませんし、そもそも本降りの日はクルマで通勤しますから今後も本降りで試せる機会は訪れないと思います。
ある程度粒の大きな雨じゃないと、撥水を実感できないのかなと思います。シトシト雨の粒程度が撥水効果で流れていくなんていうのは、想像ができませんからね。
そう言えば、ヘルメット用のワイパーも存在するようですよ。便利そうですが、美意識的に絶対とりつけたくないです(笑)。