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お飲み物か何かでしょうか

note#創作大賞2024 に選考されていない!なぜだ!
「それは、そもそも#創作大賞2024 に投稿していないからです」
創作も何も「AIおちょくりネタ写真」ばかりで、ネタがありません。
でもそんなことはどうでもよいのです。
noteのハッシュタグ募集企画には色々参加していますが、受賞すると思っていません。おそらく「note的にもスポンサー的にも全く歓迎されていないネタ」しか書いていないと思います。
「そんな意味の無いことをやっているのはお前くらいだ」
本当にそう思います?
100年以上前からたくさん居ますよ?
もう2024年ですもん。珍しくもなんともない「その手の奴は昔からようけおる」。

ただ、それでもハッシュタグを付けるのは「それまで近づきもしなかったであろう人たちが読みに来てくれるみたいだから」です。望まぬネタを読まされた人、すみません。そういう無駄な奴なんです私。

以上とは全く関係ないのですが、最近、仕事の都合である金融機関に行きました。どうしても窓口で手続きが必要だったので、番号札を引いて、ロビーに置かれた肘掛けもないケチな簡素なソファに座っていました。
窓口には、70代後半くらいかなー、という感じの男性。通帳を広げ、財布から現金を出して、窓口担当の20代くらいの女性の行員さんに何か言っているようです。

「自動販売機が-」
「自動販売機ですか?」
「そう自動販売機」
「お飲み物か何かでしょうか」
「いや、あのー、これがー、○×X&$%#」

彼が何を言っているのか分かりません。
私が離れた場所にいて、彼の言葉がよく聞こえなかった、という要因はあると思います。
けれど、アクリルパーテーション越しに対応している行員さんも、意味が分からなかったようです。
彼は、アクリルパーテーションの下の、お金などをやりとりする穴(窓?)に顔をくっつけて言うのですが、

「△□×○★◎!¥?」

「相手に聞こえていない」というのが、多分、彼側の認識。
行員さん側の認識はおそらく「何を言っているのかわからない」。(そもそも当行に自動販売機はないのに?という顔をしているような気がしました)

ただ、通帳や現金を出して何か言っている、ということでようやく、

「ATMですか?」
「エーティー*+□●▽~=」
「……あちらの、入り口の近くにある、ATMですね」

ここまで至ることにより、ようやく彼が「ATMに関する質問をしている」ことについて、行員さんも、私も、多分分かった「と思う」。

その後、どういうやりとりがあったのか、私には聞こえませんでしたし、もし聞こえたとしても何を話しているのか理解できなかっただろうと思います。けれど行員さんは彼の用件を理解して、ロビーに出て彼に付き添い、ATMコーナーで彼の操作を手伝っているみたいでした。彼はATMで「何かしたかった」のでしょうが、ATMで出来ることって、入出金とか振込とかですよね?ATMで「お飲み物を買える」はずもなく。
普通に窓口で処理した方が速そうでしたが、窓口だと後で手書き伝票を整理したり、金融機関内部での処理があるでしょうから、そのあたりは金融機関さんのご判断に委ねます。

しかしですね、私の目が点になったのは、そこではない。

ロビーのソファーには、ほぼ同年齢と思われる男女が、あと5人座っていました

iijiman

金融機関の仕事って、きっついなー、私には出来ないな「それ以前に私を雇う金融機関などあろうはずもないので余計な心配はしなくてよいのです」

こういった事例は別の業界でもよくあるのでしょうか。
その仕事を「機械に任せよう」と考えた人が既におられまして「バーチャル店員ヨーコちゃん」。

「遠隔接客システム」ということは、画面の向こうに誰かいる。
けれど、店舗にはモニタとカメラとマイクしかない。
これ使っている人見たことないなー、と、ずっと思っていましたが、ついに見ました使っている人。
70代後半くらいかなー、という男性。
聞き耳を立てていた訳ではないので、何を質問していたのかは分からない。「お気軽に話しかけてくださいね」というPOPが刺さったのでしょうか?ずーっと、ずーっと、何かを延々と話しかけていました。ヨーコちゃんが困った顔をしているような気がしたのは気のせいでしょうそうでしょう。ヨーコちゃんは瞳が赤い。なぜなのだろう?と思っていましたが「いい加減疲れて目が血走っている」という設定なのでしょうか?

そもそも「遠隔接客システム」は「アプリの使い方について」質問を受け付けるための仕組みみたいですけれど、その男性はスマホを持っていない。一体何を話していたのだろう?人生相談?いや年齢的にどう見ても半世紀くらい若そうなヨーコちゃんに「人生相談」ってことはないでしょう。けれど説教しているようにも見えなかった。もしかしてヨーコちゃん愚痴とかも聞いてくれるんか?

ヨーカドー、なぜこれを商売にしないのか。

iijiman

「弊社にはそのようなサービスを展開する計画はございません」なんでしょうけれど、他人事ながらご心配申し上げます「そーゆー余裕こいてる場合ですか?」

御社にはPBの「ザ・ブリュー」がある。

おつまみもPB。そもそもヨーカドー、お惣菜売り場は充実している。
「ザ・ブリュー」一缶買うと、バーチャル店員ヨーコちゃんが「10分間どんな話でも聞いてくれて、優しい言葉を返してくれる」。もちろん遠隔操作ではなく、AIに任せる。GPT3.5で十分。ブースいっぱい作って「バーチャル店員ヨーコちゃん」がずらっと並んでお待ちしている。

「10分経っちゃった。お客さん、もう帰っちゃう?」
「もう一缶買ってくる」
「6缶パックなら、60分+10分サービスなの。お惣菜もおすすめかな」
「6缶買ってきました。あとサラダ買ってみた」
「わー、お惣菜買ってくれたの?うれしい♡」
「ちょっと塩気が足りんな」
「ごめんねー、でもその方が体にいいかなぁって思ったの」
「優しいなあんた」

会話はイメージです

利益率の高いPB商品とお惣菜をAIで販促ってことです、ビジネスライクに申上げれば。

しかし世間はそれを、こう呼ぶかもしれない。

バーチャルキャバクラ

あくまで予想です

このビジネスモデル、風営法に抵触するのでしょうか?

※表紙の写真はAdobe Fireflyによる生成画像です。実際の男性がベレー帽を被っていたので「男性はベレー帽を被っている」というプロンプトを入れました。そうしたら「紙幣に印刷されている男性の肖像らしきもの」もベレー帽を被っている。
おいAI、細かすぎるぞ。

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