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これから、「編集者が担当書籍の魅力を語る会」を開催します
noteをお読みいただきありがとうございます。
唐突ですが、今ここに「編集者が担当書籍の魅力を語る会」を開催します。
じゃあ、まずは僕からいきますね。
ビジネス書の編集をしている市川といいます。
編集を担当した書籍、『社長の言葉はなぜ届かないのか?』が10月に発売されました。
東京都内を中心に、全国各地の書店で展開してもらっています。
話題書として置いてくださっている書店もあり、嬉しい限りで
編集者にできる販促活動って何がある?
僕は、本づくりは伝言ゲームの流れに似ていると思っています。
お客さんの手元に本が届くまでの間には、次のような流れがあります。
基本的にはこの流れに沿う形で動くため、著者が出版社の営業に「この本はこういう本でして」と、直接本の魅力をプレゼンすることは基本的にありません。それはその間にいる編集者の役割です。同じように、編集者が書店に新刊の案内をすることもありません。それは営業の役割です。いずれも、伝
こうしてnoteから本が生まれることもある
10月に編集担当した本が出ます。
『社長の言葉はなぜ届かないのか?』
著者は竹村俊助さん。
日本実業出版社、ダイヤモンド社などでヒット作を多数世に生み出した編集者です。
『佐藤可士和の打ち合わせ』『「週刊文春」編集長の仕事術』『福岡市を経営する』などの担当書籍に加えて、ライティング作には『メモの魔力』『リーダーの仮面』などがあり、数多くのベストセラーに関わっている方です。
独立後は株式会社
好きだったはずの「明太フランス」が食べられなくなったあの日
明太フランス、ありますよね。
フランスパンに明太をオンして、さらに海苔をオンしたり、場合によってはオンしなかったりする、好きな人はめっちゃ好きなあのパン。
僕も明太フランスが好きでした。
そう。
好き、でした。
あの日、あの明太フランスに出会うまで、僕は明太フランスが好きなはずだった…。
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ある日、仕事帰りにスーパーへ寄ったときのこと。もう20時を回っていたので、パ
水道検針の仕事が向いてなさすぎて、逃げ続けてたら出版業界にたどりついた話
僕はいま出版社で編集の仕事をしていますが、これまで「編集者になりたい」と思ったことは一度もありません。
逃げて、逃げて、逃げ続けて、気がついたら編集の仕事をしていたのです。
おそらく多くの編集者の方は望んで編集の仕事に就いたと思いますが、僕の場合は「逃げの一手」が編集でした。
正直、キャリアとか輝かしい経歴などとは無縁の人生です。ぼっろぼろでぐっだぐだで、それでも編集の仕事が楽しいからなんと
ビジネス書編集者の1週間はこんな感じ
ビジネス書の編集者は普段どんなことをしているのか。
今日はそんなことを書いていきたいと思います。
出版社によって、また同じ出版社でも人によって仕事の内容や取り組み方は異なります。
僕の場合はこんな感じです、というのが伝われば嬉しいです。
では、とある一週間のスケジュールを書きたいと思います。
月曜日
・11月発売予定の書籍について、著者とライターの3人で打ち合わせ
テーマは確定しているものの
出版オーディションの緊張感ってすごい
出版オーディションというものがあります。
ビルのワンフロアを貸し切って、本を出したい方と編集者が集まる。
本を出したい方があらかじめ企画書を作成して、限られた持ち時間でその企画をプレゼンする。
編集者はそのプレゼンを聞いて、一度話がしてみたいと思ったら、自分の会社名が書かれた札を上げる。
ざっくり言うと、そのようなシステムです。
ご縁があり、編集者の一人としてこれまで3回ほど出版オーディシ
なぜスケジュールはいつも1ヵ月足りないのか
出版社で書籍の編集をしています。
中小の出版社はどこも同じようなものかと思いますが、編集の仕事ってとにかくやることが多いです。
だいたい、次のような流れで一冊の本が完成します。
企画を考える
企画会議に企画を提出
企画が通る or 企画が通らない
企画が通ったら、著者にアプローチ or 企画が通らない場合は再考
著者から返事が来る or 著者から返事が来ない
著者から返事がきたら、打ち
尖った企画への近づき方
書籍の編集をしていると、毎月一定間隔で企画会議が行われます。
企画会議で営業の方から言われることの多いフレーズの1つに、「もっと尖った企画、振り切った企画がほしい」というものがあります。
尖った企画に近づけるための、現時点での僕の解としては、
読者を欲張らない
ことかなと思います。
企画を考えていると、つい最初に想定した読者だけでなく、その隣にいそうな人にも読んでもらいたくなります。
で
今日の気になる言葉「ドライ入ります」
【言葉との出会いの場】美容室
美容室で、隣の客を担当している美容師からこんな言葉が聞こえてきました。
「ドライ入ります」
その言葉のあと、美容師はドライヤーをかけはじめました。
「ドライ入ります」。
たぶん、というか間違いなくドライヤーをかけることを言ってるんだろうけど、どうしてそれをわざわざ伝える必要があるんだろう。
気になったので、僕のカットを担当してくれた美容師さんに聞いてみまし
文章を書くときの「意識の壁」の超え方
ここ最近、Xやnoteでの投稿を心がけるようになり、ある壁に直面しています。
それは、自分の書いた文章によって誰かしらの気分を害してしまうのではないかということ。
この意識がチラつくと、本来思っていたことがストレートに書けなくなります。
特に、自分の名前を出しながらビジネスシーンでも使っているアカウントだと、一層言葉選びに慎重になります。
そうして配慮を重ねた結果、何のために書いたのか、誰が
「Xをやっている編集者の会」に参加した話
僕は書籍編集の仕事をしています。
といっても、漫画や小説ではなく、おもにビジネス書とよばれるジャンルの本を作っています。
ビジネス書は扱うテーマが幅広いため、なじみのない方にとってはどんな本を指しているのかイメージしづらいかもしれません。
例として、直近では「マーケティング」「言語化」をテーマにした2冊のビジネス書を編集しました。
世界はマーケティングでできている | 三宅 宏 |本 | 通
エスカレーターか、階段か
ここ最近、あえてエスカレーターに乗らず階段を選ぶようにしている。
駅でも、商業施設でも、なんとなく人の流れがあって、なんとなく前の人についていったらエスカレーターに乗ることになって。
降りるまでの間、やることといったらスマホを取り出してSNSをながめて。
そんなことをしてる間に前の人が動きだしたから、スマホをしまってまた歩きだして。
たった30秒ほどの時間であっても、自分で歩く自由があるのに