この街が好きだ!と実感した風景
昨日、国際交流員として働いている上海出身の女性が転職活動のために高松に来たので、屋島に一緒に行くことにした。ある夏の日に初めて屋島から見た夜景を目にした時、とても感動したことを思い出したから。
1年以上ぶりに屋島に行くと、「やしまーる」という全面ガラス張りの建物ができていて、とっても素敵な空間が広がっていた。SNSや地元メディアなどで目にしていて、行ってみたいと思っていたけど、夜遅くまで中に入れるようになっていて、暗くなってからのライトアップされた風景がさらにステキだった。
そして、海の向こう側に沈む夕陽と波が無く穏やかな瀬戸内海に浮かぶ島々を眺めていたら、何とも言えない平和感な気持ちになった。
れいがん茶屋に入って少しずつ暗くなっている様子を眺めていると、静かに流れるBGMの影響もあったのか、胸の内から込み上げてくる熱い想いを感じた。それは、「私はここが好きだ!この風景を守りたい!」という想いだった。そして、私自身、20年以上県外に出て、10年以上もの間いろんな国に滞在した時に、一番恋しかったのがこの瀬戸内海の風景だったんだよな~と思った。沈む夕陽と平穏な瀬戸内海に浮かぶ島々を眺めていたら、日本から外にいた時のことも思い出し、「恋しかったここに戻ってきたんだな~」と思うと涙が出そうになった。
そして、「この風景を守りたい!」と心から込み上げてくるものを感じた。香川県の魅力は個性的で面白い人たちが多いことだと日々感じているけれど、この風景・風土・自然・島・海など、数えきれないほどの魅力が詰まった場所だと誇りに思った。屋島に登り、改めて自分の地元愛の深さを感じた夜だった。