気が滅入るときは坂口恭平著「よみぐすり」がオススメな件
定期的にズンと気分が沈む。
うつ病かもしれないし、そうじゃないかもしれない。がとにかくキツイ時がある。
以前その対処法として呼吸と身体感覚に意識を集中する。みたいなことを書いたのだけれど、これはACTという認知行動療法の手法でなんかの機会があればもちっと詳しく書いてみたいと思う。
それはさておき、今回は坂口恭平さんの「よみぐすり」だ。

坂口さんは躁鬱マスターで普段は絵を描いたり文章を書いたり音楽を作ったり料理をしたりTwitter更新しまくったりと、とにかく何かを作りまくってる人。
そして「いのっちの電話」という死にたい人がいつでも電話できるサービスを個人で10年以上も続けてるなんというか、現代の駆け込み寺のような人でもある。
「よみぐすり」はそんな坂口さんが「いのっちの電話」を通して死にたい人と関わりを続けながら思ったことをツイートしたものをまとめたものだ。まぁ死なないためのアドバイス集だね。

こんな感じでツイートが沢山詰まってる。
なにせ本人自信が躁鬱人で壮絶な鬱期を乗り越えて来た人なのだから、死なない為のヒントが盛りだくさんで、読んでると次第に元気が出てくる、不思議な、そんな本なのです。
とわいえ書いてることはシンプルで、好きなことを見つけて、日課にして継続すること。結果なんかはどうでもよくて日々何をしたいか、それだけを真剣に考えること、身の回りを整え丁寧な暮らしをすること、そしてあとはとにかく作る、作る、作る、それだけなのよ。
坂口さん自身も、創作しまくるのは死にたいという気分にのみ込まれないためなのだそう。本当に苦しいときでも手を動かして文章、絵、音楽を作る。すると鬱期をなんとか過ごすことができるんだって。
普段から創作をし続けるのは、そんな鬱期を見越して備えてるってことらしい。
だから、元々死なない為の創作なのだから、人からの評価などどうでもよくて、生きているだけで丸儲けスタイル。そんで、人の目など気にせず作りまくると日々が楽しくなってくるんだって。
しかも、創作しまくると頭が空っぽになってぐっすり眠れて健康になる。良いことずくめだねぇ。
なので僕自信も見習ってnoteに文章を書いてみている。これは鬱にのみ込まれないためなんだ。
なので、今後は普段から頭のなかに何か溜まったらどんどん吐き出してゆこうと思う。この文章も創作だもんね。
実際創作をしてみると、確かに鬱っぽいときの真っ暗な穴にのみ込まれそうな思考の渦から距離をとれる気がしている。
しかも気がつくとクタクタにつかれて眠くなるという一石二鳥(笑)
創作って一見ハードルが高いけれど実は誰にでもできることだと思う。文章もPV数とか人からの評価とかいいねとかどうでもよくてただ自分の為に書いているのだと思えば儲けものだよね、治療費もかからんし(笑)
ということでそんなヒントが満載の「よみぐすり」読むと元気が出てきますよ。オススメです。
とはいえ体調が悪い時は無理せずゆっくり休むことも大切。のんびりいきましょう。
じゃ、またね~バイバイキーン。