じいちゃんの畑に来るネコ。140-2
ミケ「クロちゃん、おかえり♪」 クロ「ふー、外は吹雪だよ」
僕「クロ、おかえり♪大変だったな♪」 クロ「うん、まあ、大丈夫よ♪」
クロ「ミケちゃん、雪の中に埋めておいたアレ、分からなくなってしまったよ」 ミケ「あら〜〜、そう、それはそれは、でしたね」
ミケ「疲れたでしょ？」 クロ「うん、まあ、」
ミケ「おじちゃん、クロちゃんが雪の中に埋めてたアレ、どこに埋めたか、分からなくなったんだって♪」
クロ「この雪の中、どこを探しても無いんだよ♪」
ミケ「そんな、無理して探さなくていいんじゃないの？」
クロ「いや、アレを待ってる人がいるんだよ♪」
クロ「待っていてくれる人のために、、」
クロ「でも、僕は、もう、疲れたよ、限界ギリギリ」
クロ「明日は、また雪の予報だし。。。一休みしたら、また探しに行くよ」
クロ「寝ないと体力がもたないし、。。。」
ミケ「クロちゃん、無理しないで」
クロ「おじちゃんに頼むわけににもいかないし、、」
ミケ「クロちゃん、この際だから、お願いしてみたら？」
クロ「ダメだよ、おじちゃんも毎日の雪掻きで疲れているんだ、」
ミケ「クロちゃん♪」
ミケ「あなたって優しいのね♪」
ミケ「神様、どうかクロちゃんをお助けください。」
ミケ「クロちゃんを御守り下さい。」
クロ「僕はもうダメだ。。」
クロ「疲れたよ、天使様が見える。迎えに来たのかな？」
あの時、おじちゃんに頼んでいたら、、、
「ヘッチャラだよ♪テヘペロ♪」なんて言ったばっかりに、、
ミケ「え、、クロちゃんが！」
僕「クローーー！しっかりしろーーー！」
クロ「もうすぐ、天使様が迎えに来ます」
ミケ「クロちゃ〜〜〜ん！」クロ「ミケ、今まで、ありがとう♪」
ミケ「クロちゃんは行ってしまった」
雪の中をアレ、"雪の下大根"を探しに。 美味いんだよね♪雪の下大根。(^^) (雪の下に埋まっている野菜は、凍結を防ぐために、糖分を溜め込み、甘さが増す)