いいへんじ

早稲田大学出身の演劇団体。構成員は、中島梓織、飯尾朋花、小澤南穂子。答えを出すことよりも、わたしとあなたの間にある応えを大切に、ともに考える「機会」としての演劇作品の上演を目指しています。

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早稲田大学出身の演劇団体。構成員は、中島梓織、飯尾朋花、小澤南穂子。答えを出すことよりも、わたしとあなたの間にある応えを大切に、ともに考える「機会」としての演劇作品の上演を目指しています。

マガジン

  • 友達じゃない

    2024年3月『友達じゃない』の創作期間に書かれた記事をまとめています。

  • 二本立て公演

    2022年6月二本立て公演『器』/『薬をもらいにいく薬』の創作期間に書かれた記事をまとめています。

  • 薬をもらいにいく薬(序章)

    2021年7月『薬をもらいにいく薬(序章)』の創作期間に書かれた記事をまとめています。

  • 器(思索と試作ver.)

    2020年10月『器(思索と試作ver.)』の創作期間に書かれた記事をまとめています。

  • pause

    2020年12月『pause』の創作期間に書かれた記事をまとめています。

最近の記事

徒然書いたので徒然読むのが良いかと思います。|小澤南穂子

いいへんじの小澤です。 終演note書こう書こうと思いながら、思えば思うほど本当に書きたいことを書けなくなってしまった挙句諦めた状態から始まっています。 諦めないことは時に大事。 引き際も肝心。 最近カイジを読んでいます。 徒然書いたので徒然読むとよいかと思います。 ↓↓↓ なんかそろそろいいへんじの終演noteをかかないといけないなぁと思ってメモをひらく。 冨岡英香(Aチームの真壁)さんのnoteが日記なんだけど徒然ですごいよくてカッコつけた文章書かなくていいかと安心

    • 始まって終わって始まって続いて|飯尾朋花

      こんにちは、いいへんじの飯尾と申します。 先月のことになりますが、『友達じゃない』の公演が無事終演いたしました。 遅ればせながら&改めまして、ありがとうございました! 私事ですが、公演が終わってからは、学生生活が終わり、社会人生活が始まり、隙間で慌てて実家に帰省したり、友達と旅行に行って旅行先で派手に体調を崩したりしていました。ごめんね友達..... そんな感じでバタバタしており公演のことをちゃんと振り返ることが出来ずにいたんですが、やっと最近振り返ってみたりしまして。

      • 一旦、事実として捉える|小澤 南穂子

        明後日から、小屋入り、来週末には本番を迎えるということを。 めずらしく、ワクワクしている。 いろんなことを考えて稽古場に行って、そこで何か感じ取って、また考えて稽古場に行くというサイクルを丁寧に繰り返すことが自分は楽しい。とはいえ、忙しさや眠たさや季節の変わりやいろんなことを言い訳として携えて、大切に保ちたいサイクルが簡単に壊れてしまう。 何を考えて何を感じればいいか、そのコントロールが自分の為すものではなくなってしまう、 …なあ、と、思う1週間だった。 そして今日

        • へらへらしながら弱音を吐こう|中島梓織

          こんにちは、おぺです。 昨日の夜のうちに投稿しようと思っていたのですが、諸々の作業をしているうちに03:00になってしまい、noteを開いたらメンテナンスが始まってしまっていました。あきらめてわたしも寝ることにしました。 何を書こうか迷ったのですが、いったん自分のことを書いて、稽古前に気持ちの整理をしたいと思います。noteではできるだけ正直でありたいと思っているし。 ここのところ、ずっと苦しいです。稽古期間中に鬱転しまったところに、集客の伸び悩みが重なって、ふとしたと

        マガジン

        • 友達じゃない
          10本
        • 二本立て公演
          33本
        • 薬をもらいにいく薬(序章)
          38本
        • 器(思索と試作ver.)
          29本
        • pause
          28本
        • MONTHLY MAKING PREPARATIONS
          13本

        記事

          3月8日 キャンディチーズはある|飯尾朋花

          こんにちは、いいへんじの飯尾と申します。俳優などをしています。 最近は、連絡手段となっているSNSを開くのがなんだかこわくなったり、YouTubeでかわいい動物の動画と料理をつくっている動画をひたすら流して眠ったりしています。 みなさんはいかがお過ごしですか。 約束を守れなくなるくらい元気がないときは、どうするのが正解で、どう生きれば健康なのか、ずっと考えています。 話を、変えますね! 今日は稽古がありました。 別チームの荒通しを、稽古場写真をパシャパシャ撮りながらみ

          3月8日 キャンディチーズはある|飯尾朋花

          のらりくらり|小澤南穂子

          こんばんは! いいへんじで俳優をしている小澤南穂子です。 今日は、社会に出てからずっと抱えている焦燥感のことと、おすすめの本について書きました。 22歳の4月にひとりで暮らし始めました。 この時からすでに抱えていたのは、 自分は「人生を棒に振る」かもしれないという不安です。 「就職、結婚してマイホームを持ち、リタイアして余生を謳歌しつつ孫の世話をする」というような絵に描いた餅のような人生/親がやっていること、とはズレる/ズレている、のではないか。 それでも育ててもらった

          のらりくらり|小澤南穂子

          『友達じゃない』(先行販売)

          ※こちらのテキストは2024年2月20日現在のものであり、2024年3月20日から行われる初演では、内容が一部変更になる可能性がございます。あらかじめご了承ください。 ※BOOTHにてPDFデータのご購入も可能です。 ※公演期間中に改めて決定版のテキストを販売する予定です。 あらすじ友達だと思える人がいないことがコンプレックスだった吉村は、北区周辺で路上ライブをしている売れないシンガーを追っかけることだけが生きがいだった。 ある日、いつものように赤羽駅前で彼の歌を聴いて

          ¥400

          『友達じゃない』(先行販売)

          ¥400

          元気じゃない|中島梓織

          こんばんは、おぺです。 先週は大雪が降ったと思ったら、今週は春一番。季節に踊らされるような毎日ですがみなさまいかがお過ごしでしょうか。わたしはまんまと影響を受けてちょっと下がり気味です。 今回上演する『友達じゃない』では、「友達」という関係についてを真ん中に据えつつ、前回の『器』と『薬をもらいにいく薬』のテーマになっていたメンタルヘルスについても、引き続き取り扱っています。前回はそれぞれ「うつ」と「不安障害」を題材にしていたのですが、今回は「双極性障害」です。あらすじなど

          元気じゃない|中島梓織

          「推し」てる友達|飯尾朋花

          こんにちは、飯尾朋花といいます。 この度、『友達じゃない』という作品に出演します。 「友達」についての作品をつくるのに際して、中島さんも小澤さんも、それぞれの思う「友達とは」みたいな話をしていたので、私もちょっとしてみようかなと思います。 ↓中島さんと小澤さんの記事もよかったら読んでみてください。 中島さんの記事 小澤さんの記事 友達について、私はあんまり友達が多いタイプではなく、かといって友達を積極的につくろうとも思っておらず、口先だけで「友達」という言葉を多用し、思

          「推し」てる友達|飯尾朋花

          「友達」≒寂しいと苦しいの堂々巡り|小澤南穂子

          小澤南穂子です。 友達とか、人との距離感とかについて、自分の感覚の話をします。 寂しいか、苦しいかだったら、寂しいをえらぶ、という気持ちはどのくらい、普遍的な感覚なのでしょうか? 今までを振り返って、人と近づけば苦しくて、人を遠ざければ寂しくて、人と近づこうとしても遠ざかれば、なにより苦しかったな、みたいなことで、 寂しいと、苦しいだったら、自分は寂しいほうが楽だと感じる。俄然人とは一定の距離を置いて、寂しいでいられる位置を心地よく保ち、寂しいを選ぶ。 喧嘩なんかは絶

          「友達」≒寂しいと苦しいの堂々巡り|小澤南穂子

          あらためて「友達とは?」|中島梓織

          こんにちは、おぺです。 この書き出しをすると、いいへんじの稽古が始まったんだな、と実感します。いいへんじのnoteではご無沙汰しております! 今回も、構成員で交代しながら更新していきます。これまでよりはゆっくりしたペースでお送りしますが、あたたかく見守っていただければ幸いです。 「友達」についての作品をつくっています。 『友達じゃない』は昨年の今頃から書き始めたので、それ以来、書きながら、稽古しながら、生活しながら、「友達とは?」と問いすぎて、ゲシュタルト崩壊しつつあり

          あらためて「友達とは?」|中島梓織

          生きます|中島梓織【交互浴をするように】

          こんばんは、おぺです。 ご無沙汰しております。 一か月前のことになりますが、いいへんじ二本立て公演『器』/『薬をもらいにいく薬』、無事に終演いたしました。 関係者のみなさま、ご観劇いただいたみなさま、ご検討いただいたみなさま、劇場以外の場所から応援していてくださったみなさま、「稽古中でして」「公演中でして」とあっぷあっぷしていたわたしを待っていてくださったみなさま、などなどなど、ほんとうにたくさんのみなさまに、終演してしばらくったったいまでも、感謝の気持ちでいっぱいです。

          生きます|中島梓織【交互浴をするように】

          参劇感想文|小澤南穂子【ヒコウキグモ】

          わたしは、2022年6月にいいへんじ二本立て公演に参加しました。 『器』という作品と『薬をもらいにいく薬』というニ作品を通して「死にたみ」について考える公演でした。 この公演を通して私が思ったことは、この公演に参加したことを忘れないようにしたいということです。 中高生で舞台芸術にめざめ、大学では8割型、食べることと演劇をすることしか考えていないような生活を送りました。この約10年は、何度も何度も、演劇が好きだという気持ちに立ち返ったり打ちひしがれたりするような日々でした。 な

          参劇感想文|小澤南穂子【ヒコウキグモ】

          近況|松浦みる【私じゃない誰かが考えてくれたら楽なこと】

          公演が終わってちょうど2週間でしょうか。 こんなに暑くてお元気だったらびっくりだけど、 お元気ですか! 私は動物園でアルバイトをはじめました。 近況 今日は動物園勤務2日目。ほとんど仕事せず、「見てて~」「ロールプレイングするよ~」と甘やかされています。 園内と園外を散策していい自由時間2時間を与えられましたが、2時間も外を歩けませんでした。 ワニのところで涼んだり、足を鎖で繋がれた大鷲にエサの魚を2匹投げてやり食べ終わるまでじっと見守る飼育員のお兄さんを見守ったり、ク

          近況|松浦みる【私じゃない誰かが考えてくれたら楽なこと】

          遅ればせながら|飯尾朋花【ごはん記録】

          いいへんじ二本立て公演『器』『薬をもらいにいく薬』が終演いたしました! いつの間にか二週間が経とうとしています、時の流れは早いです。 改めまして、劇場にお越しくださった方々、気にかけてくれた方々、公演に関わってくださった方々、皆々様ありがとうございました! 全16ステージでした。二週間小屋入りするのも、こんなにたくさんのステージ数舞台に立つのもはじめてだったのでどきどきしました。 休演日なるものをはじめて体験しました。バイトをいれてみたらちゃんと疲れました。 たのしかっ

          遅ればせながら|飯尾朋花【ごはん記録】

          LOVE|中島梓織【交互浴をするように】

          こんばんは、おぺです。 いいへんじ二本立て公演、昨日『器』の、今日『薬をもらいにいく薬』の、幕が上がりました。ほんとうにほんとうにありがとうございます。 やっぱり長編作品二本立てってちょっと無茶だなと思いながら、一緒に作品を立ち上げてくれているみなさん、一緒に公演を成り立たせてくれているみなさん、そして、劇場まで足をお運びいただいているみなさんに、感謝の気持ちでいっぱいです。 一緒にちょっと無茶してくれてありがとうございます。 わたしは相変わらず浮いたり沈んだりしてい

          LOVE|中島梓織【交互浴をするように】