「紙の動物園」いつもの日常の中の、ちょっと小さな非日常。…な次元じゃないSF小説
「普通の少女に起こった、ちょっと不思議な、魔法の物語。」
「いつもの日常の中の、ちょっと小さな非日常。」
「少年とお姉さんの、ちょっと不思議な夏の思い出。」
そんな映画や小説のフレコミを見たことがないだろうか。
大抵このてのお話は日常の中でちょっと不思議な出来事が起こり、なんやかんやありながらも普通の日常に戻り、なんとなく少年少女がちょっと成長したりして幕を閉じたりする。
ただまぁ、「ちょっと不思議」だなんて言っておいて、なんだかんだかなり不思議だったり、なんでそんな成長してんねん!お前だけずるかろうが!なんていった意地悪な感想をいだいたりしてしまう。
あるいは、ちょっと不思議な設定の奇想天外さばかり追って、その物語を奇想天外さ以上に昇華できないものが多かったりする。
(気がする)
しかし似たジャンルながらに限りなく現実に近く、まるで自分の記憶のように感じさせてくれる、そしてさらに幻想的!!不思議!!なんか雰囲気好き!!なんてぼけた感想だけではない高次元な想いを喚起させる小説に出会った。
それが中国人SF作家ケン・リュウの短編「紙の動物園」である。
いっちょこの小説をポエティックに表現してみると。
日常と非日常の間のとても心地よい芝生に、私は思うがままに寝転がり、だんだん私は眠くなった。
うとうとしていると日常なのか、非日常なのか、どっちに頭を向けているのかわからなくなった。
そこには誰が吹いたかシャボン玉、、、、
と思いきやそのシャボン玉は時折パチンコ玉のように硬くなり、コツコツと私の上から降ってきて、ちょっとだけ痛いのである。
こんな感じだ。
意味がわからないだろう。気にしないでおいてもらって結構だ。
とまぁ、それを読んだ感想を書いてみたので、是非ともブログを読んで欲しい、そんなことを言いたかったのである。
では!!