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「頭の回転の速さ」は後天的に身につく
「頭の回転が速い人って、生まれつき才能があるんじゃないの…?」
周りの饒舌な人と自分を比べるなり、そんな風に感じていませんか?
NO!NO!NO~!
実は、頭の回転の速さは後天的に身につけることができるんです!
今では漫才や情報番組の司会をもこなす
あの南海キャンディーズの山里亮太さんも、
元々は頭の回転が速い方ではなかったという衝撃の事実をご存知ですか?
今回は、山ちゃんを例に挙げながら、頭の回転を速くする方法、そしてそのためのマインドセットについてお伝えしていきます。
あの山ちゃんも最初は…? 驚きのエピソード
お笑い芸人育成の天才、本多正識(ほんだまさのり)さんをご存知ですか?
吉本の養成所NSCで、ナインティナイン、中川家、キングコング、かまいたちなど、数々の人気芸人を育てた伝説の講師です。
本多さん曰く、元々は頭の回転が遅かった芸人の代表格が、なんと山ちゃんだというのです!
今でこそ、山ちゃんといえば漫才師としてだけでなく、情報番組の司会やバラエティ番組でも活躍する、まさに「切れ者芸人」として有名ですよね。
しかし、最初からそうだったわけではありません。
山ちゃんは大阪NSCの22期生として入学しましたが、千葉県出身ということもあり、大阪のお笑いに全く馴染めなかったそうです。
見かねた本多さんは、30年以上の講師歴の中で唯一、山ちゃんに**「大阪校ではしんどいと思うから東京校に編入させてもらえ」と、実質“失格”の烙印を押したそうです。
普通なら、ここで諦めてしまう人がほとんどでしょう。しかし、山ちゃんは違いました。
なんと山ちゃんは、自分が書いたネタノート、本多さんがアドバイスした内容が書かれたノート、そしてそのアドバイスを元にネタを改訂したノートの3冊を常に用意し、授業中は他の生徒へのアドバイスもすべて書き留めていたというのです!
さらに、授業時間が余って質問コーナーになると、これでもかというほど本多さんに質問攻めをしてきたそうです。
気がつけば、山ちゃんがいた授業の最後は必ず、山ちゃんと本多さんのマンツーマンレッスン状態になっていたそうです。
後から山ちゃんに当時のエピソードを聞いてみると、本多さんに質問する時も、授業前にあらかじめ聞きたいことを決めた上で、さらに授業で気になったことを加えて質問していたとのこと。
このレベルの熱心さは、後にも先にも山ちゃんただ一人だったそうです。
山ちゃんの魅力は、天性の才能よりも、周到な準備と行動力、そして何よりも粘り強さにあったのだと本多さんは語っています。
まさに、「努力の天才」ですね!
科学的にも証明されている! 後天的な「頭の回転」
実は、脳科学の分野でも、頭の回転の速さは後天的に鍛えられることが証明されています。
例えば、ロンドン大学の研究チームは、「ワーキングメモリ」と呼ばれる、情報を一時的に記憶し処理する能力が、トレーニングによって向上することを明らかにしました。
ワーキングメモリは、読書、計算、会話など、あらゆる知的活動の基礎となる能力です。つまり、ワーキングメモリを鍛えることで、情報処理能力が向上し、頭の回転が速くなるというわけです。
今日からできる! 頭の回転を速くするトレーニング3選
では、具体的にどのようにすれば頭の回転を速くすることができるのでしょうか?
今日からできるトレーニングを3つご紹介します。
① 2倍速で音声学習する
音声学習は、移動中や家事中など、スキマ時間を有効活用できる便利な学習方法です。
しかし、通常の速度で聞いていると、どうしてもダラダラと聞いてしまいがちです。
そこで、2倍速で音声学習することで、脳に負荷をかけ、情報処理能力を高めることができます。
最初は聞き取れない部分もあるかもしれませんが、繰り返し聞くことで、徐々に慣れてきます。
2倍速で聞き取れるようになれば、通常の会話もゆっくりと感じられ、余裕を持って対応できるようになるでしょう。
② 一発撮りでアウトプットする
学んだことをアウトプットする際、何度も修正したり、完璧を目指したりする必要はありません。
大切なのは、一発撮りでアウトプットすることです。
例えば、ブログ記事を書く場合、まずは推敲せずに、頭に浮かんだことをそのまま書き出してみましょう。
動画を撮影する場合も、編集せずに、そのままアップロードしてみましょう。
一発撮りでアウトプットすることで、瞬発力や判断力を鍛えることができます。
また、完璧主義を克服し、行動力を高める効果も期待できます。
③ 1日10分A4ノートに書き出す
こちらはベストセラー「0秒思考」から。
タイマーを10分間セットしてA 4 ノートに今この瞬間考えていることをただひたすらノートに書きなぐり続けるというアウトプットの訓練法です。
何も出てこない時は「何も出てこない」と書くレベルで、とにかく隙間を空けずに10分間思考を外に出し続けます。そうすると普段出てこないアイデアなんかも出てきたりして一石二鳥です。
最後に
頭の回転を速くする旅は、決して短いものではありません。
しかし、努力次第で誰でも「頭の回転が速い人」になることができるのです。
焦らず、楽しみながら、長い時間をかけてスキルアップを目指していきましょう!