はじめに:家庭という密室で起きたこと
はじめに
トラウマ治療を経て、蘇った記憶の断片をパズルのピースのように集めながら、私の記憶の空白期間で何が起きていたかを書きました。
私は今まで、これらの体験によって自分が醜く汚れてしまったように感じていました。
それを人に知られてはいけない恥だと、自分の中に封じ込めてきました。
でも、これらの感覚は、私に帰属されるものではなく、やった側のものだと気づきました。
もともと彼らのものだから、私が大切に抱えている必要はない、と。
そんな思いを持ちながら、今まで封印していたことを開いて手放そうと思います。
恥や醜さや汚れてしまったような感覚もすべて、本来の場所へ返そうと思います。
私は、これらを隠蔽する役を降ります。
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これまでの記事
治療につながるまでの背景、トラウマ治療のこと、初めて記憶が蘇ったときのこと、現在に至るまでに辿った感情のロードマップ、についても書いています。