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「加藤九段との指導碁を検討してみた(ちゃんと打てば一手勝ち!?)」

こんにちは。

IGOcompany-Uです。

囲碁をビジネスに起業して宇佐美囲碁教室っていう教室を運営したり、フリーランスのライターとして活動していたりします。

今日は、久々に純正(?)の囲碁noteです。

いつものnoteと違って、こういう記事って検討も含めると3倍くらい時間がかかったりします。

(ちょっとくらいは)参考になる部分もあるかと思いますので、良かったら読んでみて下さい。

先日、棋士の加藤充志九段に指導碁を打ってもらう機会がありまして、

その棋譜をAIにかけて検討してみたので、その成果(?)をお伝えしたいと思います。

ちなみに、加藤九段は、以前チェス会にも誘って頂いた先生です。

まずは、お恥ずかしいですが、

これが形勢が傾いた白133手までの棋譜です。

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30分切れ負けの碁だったので、結構荒いです(言い訳)。

黒56、58の手順とか、白71を打ったタイミングとかはあやしいんですが、ちょっと広い心で見てみて頂けると。

(つい先日打った碁をしっかり思い出せないってインストラクターとして、ちょっと情けなしですが。。。)

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左上の黒4のカケにAと打ってくれれば穏やかなんですが…、

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実戦はそんなこともなく出切り(まあ、置き碁の時は複雑にしないといけないですからね)。

最近は黒10のスベリは、コスミで打たれる事も多かったよなぁなんて思いながら、まあ、こんな感じかなと、雰囲気で打っている部分もあります。

黒14のノゾキと白15を交換するのは悪手かなと思ったんですが、AIによると結構最善の手順だったようで、ちょっと嬉しかったですね。

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なんだかよくわからない感じで、うーんと唸りながら、Aの位置に黒石がくれば「とりあえずシチョウで取れるだろう」と考えて、

ちょっと工夫して黒30と打ってみたんですが、

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実戦で気づくワケですよ。あっ、これシチョウにならないなって(笑。

わかりますか??

仕方ないので、黒40から捨てて打っています。

ちなみに、

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僕の読み筋だと一手負けだったんですが、

黒1のノビから出て、黒5とキリを入れる筋がありまして、

実は黒は一手勝ちになるようです

って事は、ちゃんと打てば黒良かったんだなと、タラレバを思ったりもしました(笑。

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とはいえ、流石は三子局。

ちょっとした間違い1回位では、まだまだ形勢は黒良しです。

白51のノゾキに対して、抜きか黒52か悩んだんですが、そんなのは些細な問題みたいですね。どっちでも良さそうです。

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まあまあ、まだまだの碁かなと思っているんですが、

本当は、3子局は地で勝とうとしないで白の石を攻めるぞって雰囲気にしないと追いつかれてしまいます(わかっているんですが…)。

そういう意味では、なんかちょっと嫌だなと思ってました。

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黒は地合いで勝とうとしている感じの打ち方ですもんね(笑。

白の右辺のワリウチに対して、黒78のシマリ。

何故か打ってしまった黒80が変な位置で、白81の三々入りがピッタリです。

もう、白石を浮かせて攻めるしかないなと思ったんですが(部分的には左下隅の白石はまだ一眼)、

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ちょっと遠い話です。

黒112も出来れば打ちたくないと思っていたんですが、死んでは元も子もないですしね。。。

この辺で形勢はほぼ互角になってきました。

加藤九段もこの辺りから白良しなんじゃないかなって言ってたので、AIの評価と合致してて驚きました。

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右下隅の変化は悩ましくて(ちょっと損しているんですかね?)、黒126と筋悪に引っ張り出して白の石を狙い続けるしかないなと思ったんですが、

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黒132が見えてない手、白133が成立してしまいます。

黒はオサエを打つことが出来ないんですね(オサエると切られる)。

黒132はせめてAと打つべきでした。

この辺からは、もう消化試合みたいな形勢になっていきます。。。

ちょっと反省の多い碁だったんですが、左上からの競り合いの部分とかは(少しは)参考になるんじゃないかと。

是非ぜひ、反面教師にしていただいて、

皆さんも囲碁を楽しんで下さい。

加藤先生の指導碁会も、またお願いしようと思います。

最後にちょっとだけ宣伝で、

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拙い碁に、

ツタナイ文章ではありましたが、

本日も、ご覧いただき、ありがとうございました!!


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