【マーケ基礎】セット販売で、売り上げをアップ。
ギフト用のセット販売について、書いてみます。
ギフトと聞くと、お中元、お歳暮、結婚祝い、
誕生日プレゼントなどを思い浮かべますよね。
あなたのお店では、ギフト商品を扱っていますか?
喫茶店、ベーカリー、理美容室などでは、
あまり扱いませんよね。
ギフト向き商品がありませんから。
でも、考え方を変えてみてください。
わかりやすいのは、ベーカリーです。
仲の良い人が、ちょっとした手みやげに、
美味しそうなパンを買って来てくれることがあります。
もらった方は、うれしいものです。
だったら、ギフト需要はあるはずです。
美味しそうなパンとジャム、
チーズなどをバスケットに入れて、
お洒落にラッピングすれば、立派なギフトになります。
いただいた方は、
“なんて素敵なことをする人だ”となります。
このセット販売をお店でやるのです。
用意するのは、バスケットとラッピング用品ぐらいです。
お客さまが選んだパンやジャムをバスケットに入れて、
ラッピング。
バスケットは、100円ショップでも売っていますし、
まとめて仕入れれば、安くできます。
単品でしか販売していないものでも、
セットにすることで、
ギフトとしての需要を喚起することができるのです。
では、喫茶店で考えてみます。
コーヒーチケットは、言わばセット販売です。
11枚つづりで10枚分の価格で販売しています。
これをギフトとして考えてはどうでしょう。
近くに住んでいる相手なら、きっと喜ばれます。
コーヒーだけでなく、
ドリンクなら何でもいいことにすれば、
贈りやすくなります。
また、モーニングでもできます。
次に、理美容室です。
これは、少し難しいですね。
シャンプーやリンス、トリートメント剤など、
プロ仕様の商品は販売しています。
主に、お客さま用としてお奨めしていると思いますが、
「お友だちにいかがですか」と、
ギフトラッピングをしても良いでしょう。
そういう売り方をされているお店も
あるかもしれませんが、
ラッピングまではしていないのではないのでしょうか。
きちんとラッピングすることで、
ギフトとして受け入れてもらえます。
一般向けメーカーのシャンプー&リンスは、
ギフトとしてありますが、実用的とは言え、
あまりもらって嬉しいものではありません。
しかし、プロ仕様なら、いただいた時の感動は違います。
また、商品に限らず、
「料金のセット化」も考えられます。
たとえば、「お友だちセット」。
お友だち同士で利用される方には、セット価格とします。
母と娘、父と息子も考えられます。
これなら、「子どもはもったいない」
という“壁”を取り除くことができます。
つまり、セットとなれば、子どもの分は安くなる、
と考えるからです。
この場合、ギフトとしては考えづらいのですが、
お店からのご優待ギフトということで。
いかがですか、「セット販売のギフト化」。
ギフトを扱わず、単品だけを販売しているお店は、
商品をよ〜く見直してください。
組み合わせることで、ギフトになるかもしれませんよ。
それに、「ギフトは高い」と思われているお客さまに、
喜んでいただけます。
安い商品でも、セットにすることで、
客単価を上げることができます。